2011年01月22日

創業準備またはうっかり起業しちゃった人たち向けまとめエントリー

最近、学生時代から知っている若い社会人の方々から起業の相談や報告を受けることも多くなりました。GOOD FINDはアントレプレナーやベンチャースピリットのあるビジネスリーダーを輩出するプラットフォームでありたいとの想いがあるので、少しずつ将来イメージしている構想の一部が実現しつつあるかなと思っています。

昔に比べて、起業が身近になった、起業しやすくなったという部分はあるかもしれませんが、相変わらず起業周りの知識(起業リテラシーのようなもの)は、少なくて、いろいろと誤解や思いこみ、無知に満ちた世界だと思っています。私自身、起業当時の自分は相当に無知で世間知らずであったと振り返ることができますし、さまざまな点で、勘違いがありました。

ということで、起業を考えている、起業しようとしている、うっかり起業しちゃった(笑)人たちのためのまとめエントリーをつくっておこうと思います。

※私自身は起業家として全く成功していませんが、5年やってなんとか通期黒字にできた経験とこれまで数百人の起業家の方々とお会いしてお話を聞いてきた経験から少しでも参考になる情報まとめになればと思います。

▼ブックマークするとよいサイトたち

ネット系、テクノロジー系を中心になりますが、事業の潮流やトレンドなどをつかむ上でウォッチしておくと良いかもしれないサイトを挙げておきます。

特に、CrunchBaseを使えば、KPCBSequoiaAccel Partnersなどトップクラスのベンチャーキャピタルがどこに投資をしているのか?あるいは、Twitterやfacebookやfoursquareなどの初期(エンジェルラウンド)のエンジェル投資家が誰で、その彼らが今はどこの無名のスタートアップに投資しているのかも全部見ることができます。Ron Conwayなど世界的なエンジェル投資家がどこにいくら投資しているのかも見れちゃいます。

海外の競合サービスを調べる際にも、Competitor欄を見れば、類似サービスがどの程度あって、どういうサービスが他にあるかも見ることができます。

crunchbase1

CrunchBase

techcrunchjapan2

TechCrunch(Japan)

logo2

TechWave

mashable1

Mashable


▼活用すると良い資料たち

ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二さんの資料は必読です。ブレークスルーパトナーズのサイトから無償でダウンロードできるのでまだの方は是非。
「総務省 事業計画作成とベンチャー経営の手引き」「ベンチャー失敗事例と成功への方策」「投資家への効果的説明のしかた」など読み応えたっぷりのバイブル資料たちです。
資料ダウンロード一覧のページ

ちなみに、定期的にGOOD FINDでは、赤羽さんに「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件」と題して、質疑応答たっぷりのセミナーを開催しています。学生の皆さんはこちらも是非。

他には、自分が事業を立ち上げようと思っている分野の上場ベンチャー企業のIRサイトで決算説明会資料のPDFをダウンロードして読みまくるのも良いと思います。ネットサービス・モバイルであればDeNAやGREE、サイバーエージェントなどのIRを見たり、新興上場系のもう少しマイナーなところのIR資料も探すと良いと思います。

▼読むとよい本たち

愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99

ベンチャーをやる上での心構えをまとめてくれています。素晴らしい本です。起業前から起業後10年間ぐらい重宝しそうな本です。



完全網羅 起業成功マニュアル
完全網羅 起業成功マニュアル

邦題タイトルがダサいのですが、原題は、The art of the start。こちらも大事なことがたくさん書いてあります。



バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある

最近の本ですが、スケール大きく知識集約型のビジネスをやるワクワク感とスケール感を感じて事業欲を高めるのに良い本です。



起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと

起業まわりのリテラシー向上に貢献する本です。お金がネックだと言い訳に起業に躊躇している人は是非読んでほしいです。



入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識
入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識

学生起業で企業売却を経験し、大企業を経て再度起業し上場を果たした水永さんの本。事業家が書いたリアル感あるベンチャー向けファイナンス本。



▼相談に行くとよい人たち

よく、創業前後でベンチャーキャピタルの人たちとコンタクトして話をしようとする人たちがいますが、これは無駄に終わることが多いです。大手VCの人たちと会っても無駄なので他の時間に使いましょう。もちろん、個人レベルで素晴らしい人もいる可能性あるので例外はあります。スタートアップ時点で投資をしたりハンズオンでしっかり事業を一緒に創ることができる人たちとお話すると良いと思います。

日本においてスタートアップやどアーリー状態で、支援してくれたり、エンジェル投資してくれる人たちは本当に限られます。私が知る限りは以下の人たちです。

Open Network Lab
インキュベイトファンド
サムライインキュベート
PE&HR
小規模、個人で活動するインキュベータ(ベンチャーの社外役員や顧問などに名前のある人たち)
Exitした起業家などベンチャー経営陣
アーリーステージの起業家


外資コンサルや外資投資銀行などはネームバリューがあるのですが、コンサルも金融も起業家のスタートアップフェーズでは役に立たない経験なので、その辺の人たちやその辺の出身者には相談してもあまり意味がないと思います(実感値)。やはり、自ら事業家として会社を大きくするプロセスを経営幹部として経験したことがある方のお話を聞くと良いと思います。

私の場合は、起業前にPE&HRさんに相談し、それ以来のお付き合いで、お世話になっていますし、創業1年目にExit経験のある事業家と知り合い、パートナーになっていただきました。今でもベンチャー経営の経験値において大変助けてもらっています。また、自分と同世代のクライアント企業の社長からも、いろいろと教えてもらいました。感謝です。

個人のインキュベータやExit後の起業家などは、なかなか出会う機会がないと思いますが、ツイッターなどで自力でコネクションをつくることも可能ですので、参考までに下記ツイッターリストも参照ください。


▼フォローするとよいツイッターアカウント

インキュベータやキャピタリスト関係者などスタートアップを応援してくれそうな人たちを中心にリストにしました(随時、更新していきます)
http://twitter.com/#!/yutaslogan/incubation


▼最後に

弊社(スローガン株式会社)もベンチャーヒューマンキャピタル事業からスタートし、今後はインキュベーションカンパニーになっていくビジョンを掲げています。GOOD FINDの卒業生で起業相談に来ていただいた際には、GOODFINDの卒業生ネットワーク内での創業チームの組成支援や、インターン学生の紹介、事業パートナーとなりそうな会社や起業家の紹介などを無償で支援しています。創業準備中の方はお気軽に、メールください。


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起業・経営 | 書評

2011年01月19日

「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件について」今年もやります

GOOD FINDでは、定期的に、将来、起業・ベンチャー経営にチャレンジしようと思っている学生向けに、「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件」というテーマで、ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二さんにお願いをして、質疑応答たっぷりのインタラクティブなセミナーを開催しています。

過去参加学生の中からは、既に起業した学生や、スタートアップでバリバリ活躍する人も多く輩出し始めています。まさにこのセミナーが原点となったと言ってくださる人もいて、開催者冥利につきると感じています。

マッキンゼー元パートナーでベンチャー創業支援を手掛ける
ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二氏による
ベンチャー経営の要諦と起業家の条件

2011/01/28(Fri) 18:30-21:30

・ベンチャー立ち上げに必要な要素とは?
・ベンチャー創業者の必要要件とは?
  - 大企業出身者が創業に向かない理由
・事業計画に多く見られる問題点
・資金調達、ファイナンスの考え方
・ベンチャー企業の失敗事例と失敗の理由
・今注目すべき事業機会と世界的な大チャンス
・質疑応答(あらゆる質疑応答にお答えします)


大学生・大学院生対象ですので、学年不問で参加できます。是非、この機会にご参加ください。


<参考リンク>

OBOGガイドブックへの赤羽雄二氏インタビュー
日本の地盤沈下への危機意識と新しい時代のキャリア意識


2年前の同様のセミナーの参加者の声
digital divide(デジタルデバイド)に負けない(Kinoshitaさんのブログ)



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2011年01月04日

2011年新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
2011年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

新年の決意として簡単ながらブログに記しておこうと思います。

事業上の目標については、昨年まで5年間かけて試行錯誤しながらも、愚直にやり続けてきたことは、スローガンのコーポレートミッションである「新産業・新事業を創造する社会をつくる」ための、ベンチャーヒューマンキャピタル事業の基礎固めでした。おかげさまで、素晴らしい企業様をクライアントとして、かつ素晴らしいユーザーたちに使ってもらえるサービスを小さいながらも構築できたと思っています。課題は、良質なサービス品質を維持しながら、スケールをもっと大きくすることですが、質の維持を最優先にしながら、現在のクライアント・ユーザーともに満足してもらえるサービスを可能な範囲で拡大していきたいと思います。

こうした、会社の基盤となるベンチャーヒューマンキャピタル事業をベースにしながら、今年から、インキュベーションにも力を入れていきたいと思います。これまでの「ベンチャーヒューマンキャピタルと教育」というコンセプトを、「ベンチャーヒューマンキャピタルとインキュベーション」と再定義し直して、再度、事業の将来構想を描いている段階です。近々、コーポレートサイトもリニューアルしてお披露目できるかと思います。

インキュベーションというと、いろいろと誤解があるかもしれませんが、私たちが考えるインキュベーションは、事業を創造することそのものです。敢えて形態を分類するとすれば、大きく3つの形態になると考えるとイメージしやすいかもしれません。

1つは、社内新規事業として立ち上げる事業創造のカタチで、社内カンパニーや事業部新設、子会社立ち上げといったイメージです。2つ目は、ジョイントベンチャーの設立です。パートナー企業とともに共同出資して事業・資本ともに提携して新しい事業を立ち上げる形態です。3つ目は、投資です。エンジェルラウンド、シードラウンドを中心に、若い起業家を支援したいと思っています。

あくまで将来構想ですので、すぐに全部やるわけではないですが、1つ目の社内新規事業の萌芽は既にありますし、3つ目の投資対象となりそうな、起業家の候補もどんどん現れてきています。役員のインキュベータとしての資質・実績はあるものの、スローガンという会社としては、インキュベータとしての実績はないので、まずは、1つ目の社内インキュベーションを中心にまず実績をつくっていきたいと考えています。

人の流れを新しい産業・新しい事業に向けることで、ベンチャービジネス・新規事業マーケットの活性化を実現すると同時に、事業を創造するフィールドを自ら用意して、一緒になって事業を創るグループ会社を形成することで、「新産業・新事業を創造する社会をつくる」ことを実現する構想です。

今年1年は、上記のような長期ビジョン・将来構想と、足元のビジネス基盤を固めて収益化していく事業運営と、そして組織カルチャー構築と人材育成、の3点をバランスよく力入れていくチャレンジとなりそうです。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。


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2010年12月14日

近況報告

だいぶブログの更新を怠っておりまして、年末も近くなったことですので、更新し、皆さんに元気でやっていることをお伝えしたいと思います。

創業から6年目を迎えて、会社としてしっかりとスタッフに給与を払い、キャッシュアウトしないように、そして、黒字を出すために、経営をしてきたこれまでと違い、少し目線が上がってきたように思います。

私の場合、起業家やベンチャー経営者として求められる経験をせぬままに、ゼロから「勘違い起業」をしてしまったくちなので、5年かかってもまだこの状態かと思うのが正直なところです。悔しく思いますし、応援・協力してくれている周りの皆さんに申し訳なくも思います。ただ、5年前の自分はもちろん、1年前の自分と比べても、今の自分は大きく成長していると思いますし、見えている景色も違います。当時見えなかったものが見えていますし、この感覚はおそらく今後何年も続いていく気がします。長い目で見ていただければと思います。

今見えている景色なんてたいしたことない。きっと、1年後の自分が見たら笑うだろう。という感覚です。今の自分はしょぼいと思うことで自己否定して常に変化していく姿勢を持ち続けたいと思います。

最近は、私のブログやツイッターの発言のあげ足をとられてツイッターでDisられることもありましたが、正直少し気にしたものもありました。でも、全般的にはあまり気にしていません。もちろん、的を射た指摘には謙虚に耳を傾けたいと思いますし、誤解を与える部分があると感じたら、表現の仕方に工夫も必要です。できるだけ誤解を与えぬようにしたいものです。

私は根っからのポジティブシンカーなので、批判されても、「批判されるってことは無視されるよりまし。それだけ目立って存在感があるってことだ」とか「本当に世の中を変えようと思ったら、変えられたら困る人たちから批判されたり、いやがらせを受けるだろう。それぐらいやってこそ、真に世の中に変革を起こそうとしている活動だと言える」などと考えてしまいます。本当にめでたい性格です。

ここ最近考えているのは、事業をどんどん立ち上げる会社でありたいということです。そのためにも、イケているメンバーを採用していく必要があります。昨年までは怯えながら(採用して大丈夫かな?給料払えるかな?という不安)とクライアントに遠慮しながら、採用活動をやっていたものの、クライアントに配慮しつつも、自社の採用にも全力を注ぐ姿勢を今年から明確に決意しました。

私たちがイケていないと、イケている企業の真のパートナーにはなりにくいですし、イケている人たちも集めることは難しいと思います。なので、私たちの事業を考える上で、自社の採用は命を懸けてやるぐらいの覚悟が必要です。命を懸けて全力で良い人材を採用する以上、最高のフィールドを用意する必要がありますし、私たちがこじんまりとした規模で満足していては人材と事業の生態系が成り立ちません。事業をどんどん立ち上げてスケールをとっていける会社にしていくことが、今期以降の課題であり、チャレンジであると思っています。

採用に全力を尽くすという意味で、今年から、月1回厳選した6名前後の学生たちと2日間のジョブを行うことにしました。インキュベーション・トレーニングと題して、12月・1月にウィンタージョブを各1回ずつ、2月・3月にスプリングジョブとして各1回ずつ実施予定です。それ以外にも、従来どおりの長期実践型アルバイトからの採用ルートも引き続き強化します。

年末年始の時間をつかって、採用サイトやコーポレートサイトの更新もおこないたいと思います。今のコーポレートサイトは2年半前につくったものなので、今つくりなおすと違ったページになるかなとも思っています。
これからもスローガンをよろしくお願いいたします。


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独り言・備忘録 

2010年11月30日

インキュベーション・トレーニング

slogan-winter2012-縦長

今年の冬もスローガンのウィンタージョブを開催します。
2012年卒予定の学生に冬休み期間に、2日間、事業インキュベーションの体験をしてもらおうと思います。

スタートアップやインキュベーションに関心のある方、インターネットを活用した社会変革テーマに関心のある方は是非、チャレンジください。

今年はテーマを「インキュベーション」として、事業開発にこだわります。私たちの将来ビジョン・中長期計画にもインキュベーションをテーマにした成長・拡大を考えていますので、その第一歩として、少人数のウィンタージョブをおこないたいと思っています。学生のための箱庭ではなく、会社のための第一歩です。もちろん、トレーニング要素も入れていますので、教育機会にもなることも意図していますが、本気の仕事の線上にあるものと考えています。

期間: 2010年12月26日-27日の2日間
応募方法プレセミナー(説明・選考会)に参加する、または、私宛にfacebookやtwitter経由で参加希望の旨、アプローチしてください。



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人材発掘・育成 

2010年10月01日

6期目に突入。近況報告

スローガンは設立から6期目に突入しました。支えてくれた皆様に本当に感謝です。起業や経営のずぶの素人で、事業領域の経験値もゼロで、人脈コネも殆どなかった私が始めた会社が、丸5年継続できたこと自体が非常に幸運に恵まれた結果だと思いますし、応援してくださったお客様、パートナー、そしてスタッフの皆の力のおかげだと心から思います。

一方で、5年続いた程度で喜んでいられないぐらい先は長いですし、成し遂げたい志も大きく持っているつもりなので、弛まず進みたいと思います。弛むどころか、なお一層アクセルを踏む覚悟です。

5年を振り返ってみて思うのは、

・創業時の自分は相当イケてなかったということ(今もですが苦笑)
(当時からお付き合いいただいている皆様、本当に恐縮です)
お客様に育てていただいた
(幸い、起業家・経営者の先輩たち、人生の先輩たちに恵まれた)
事業の意義を明確化し、焦点を絞ることで力が生まれた
(このことに早くに気づけたのがとても大きかったと思います)
・まだまだイマイチであるが、この5年の成長を考えると、もっともっと成長できるという実感があるということ
(まだまだ私も含めメンバー全員成長していかないといけません)

先日、青山学院大学のビジネスコンテストのセミナーにて生意気にも講師をさせていただいた際に、学生から「なぜ会社を続けられたのか?」という質問が出ました。答えに困りましたが、率直に「あきらめなかったから」と答えました。なぜ諦めなかったのかというとこれが難しいのですが、常にポジティブに考える思考回路があったからだと思います。この点はもっと掘り下げて書けそうなテーマですが、別の機会にまとめたいと思います。

ブログは近況報告ツールであるという認識もあるので、このタイミングで少し会社の近況を報告させていただきます。

・直近は黒字。累損も一掃しました。ふー。
・社員は8名。2011年卒内定承諾者が3名なので来春にようやく10名超えます。
・初の公募中途採用をしました。10月より1名入社。
・事業まわりはもろもろ頑張ってます。大きく変わりはありませんが徐々にお客様数は増加傾向です。
・2015年ビジョンを策定中。

毎期毎期が勝負の年なのですが、6期目はまさに攻めの勝負の年だと思っています。いろいろと構想中のものが多くワクワクします。
堅実に謙虚に進み続けます。

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2010年09月12日

ケースで学ぶ実戦起業塾<書評>

お世話になっている木谷教授が起業に関する本を書かれたので早速読ませていただきました。起業をこれから考えている学生や若い社会人はもちろん、私のように創業してから5年以内のスタートアップ・アーリーステージのベンチャー経営者・関係者も必読の内容だと思います。

ケースで学ぶ 実戦 起業塾

アントレプレナーシップ関連の本は、全体的にシリコンバレーの輸入物・翻訳物が多かったりする中で、和物として日本の題材・ケースを多く扱い、しかも、DeNAやタリーズ(ジャパン)、チームラボ、ライフネット生命、メールニュースなど、比較的新しいベンチャー企業の最新事例を取り扱っている点で価値が高いと思います。

著者は、マッキンゼー、興銀、アリックス・パートナーズを経て現在京大教授をされている木谷教授をはじめ、マッキンゼー出身のエンジェル投資家である瀧本氏や、三井系のVCの社長をされていた須賀氏など、実際にスタートアップ・アーリーからIPOステージまでのベンチャーを幅広く関わってきた方々である点も、説得力を増しています。

私個人的には、第2章の「他力を活用する -チームビルディング-」の章はとても好きですし、良いことが書かれていると思います。

以下、印象深いところを抜粋します。
・ベンチャーは中小企業ではない(P86)
 (1人当たり時価総額で比較する)
「はじめの10人」がベンチャーの成否を分ける(P89)
・大企業や役所で定年まで勤めても、生涯賃金を得るためのリードタイムが長い(30-40年)ので、定年が事実上のキャリアの終わりになる。これに対して、(ベンチャーで)6-7年間である程度の金銭的な果実を手にできれば、単線のキャリアではなく、人生にいくつかの異なる活動を織り込んだ複線的なキャリア形成も可能になる。(P92)
・現在価値の観点からは、40年間のキャッシュフローを現在に割り引いた現在価値は、実はきわめて小さくなる、ということもポイントだ。40年後の退職金2000万円の現在価値は数百万円にしかならないのは、ファイナンス理論をかじったことのある人には常識だ。(P93)
・ベンチャーに参加するときには一応の迷いはある。多くの人はその決断ができないのだが、自分の頭で考えることのできる人には、迷いを乗り越えることができる。大多数の人がそうできないだけに、自分の頭で考えることのできる一部の人にとっては圧倒的に有利な状況になる。自分と同じような競合がひしめく所を避けるのは、戦略の鉄則だ。(P93)


木谷教授には、GOOD FINDでも9/24にセミナーを開催していただくことにもなっています。学生限定ですが、学年不問なので、是非志のある皆さんに参加していただきたいです。(既に申込多数のため抽選になりそうですが)

マッキンゼー、企業金融、事業再生を経た京大教授に学ぶアントレプレナー シップ&リーダーシップ


ケースで学ぶ 実戦 起業塾
ケースで学ぶ 実戦 起業塾




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2010年09月11日

applim social×marketing 〜smartphone〜を開催するそうです

ソーシャルアプリとマーケティングをテーマにした学生向けコンテスト企画の第2弾が来週末に締め切りだそうです。テーマはスマートフォンということで、iPhone,Androidユーザの学生の皆さんにとってはチャンスの大きい、チャレンジしがいのあるコンテストかと思います。

先人たちが少ない分野で今からでも第一人者を短期間で狙えるとても面白い分野だと思いますので、是非チャレンジしてみてください。

※弊社は別に協賛も何もしていませんが、GOOD FINDでもお世話になってなっている赤羽雄二さん(OBOGガイドブックインタビューあり)が協力されている点や、社会人スタッフの中で元GOOD FINDユーザだった方もいらっしゃったりと少しご縁のある、応援したいイベントでもあり、告知協力させていただきました。


以下、告知文です。

『いいね!をつくるひとになる。』
「applim social×marketing 〜smartphone〜」開催!


大学生向けソーシャルアプリ×マーケティングをテーマとして、2010年4月発足・運営し、決勝レセプションの参加者プレゼンテーションでは審査員や協賛企業様など現場の第一線で働く方々を唸らせた前回コンテスト。今回は、次なるソーシャル×マーケティングの舞台として、スマートフォンをテーマとしたコンテストを開催致します。

応募締切は【9月17日(金)まで】となっておりますので、参加を希望の方はお早めにフォームの入力をお願い致します。

◆参加対象
マーケティング、ソーシャルメディア、ソーシャルアプリ、スマートフォンアプリなどのトピックに強い関心のある学生

◆ 課題
スマートフォンアプリを用いることで、より有効なマーケティングが行える対象とそのアプリを提案する。

※提案するアプリは、ソーシャルグラフを利用する仕組みを取り入れることを必須とする。
※対象は「商品」に限らず、「企業」「ブランド」「組織」等も含むこととする。
※スマートフォンとはiPhone,Androidなどの端末を指す。


〜下記その他詳細〜

◆開催背景

・第1回applim開催を経て、未開拓なマーケティング分野を試行錯誤しながら学生が開拓していく様に、参加学生、審査員様、協賛企業様など多くの関係各者様からの支持を受け、第2回applim開催に至ります。

・第1回は会員数2,000万人を超える大手SNSプラットフォームの開放により開始し拡大基調にあるソーシャルアプリ市場を題材としました。今回は国内販売台数400万台を超えたiPhone、国内にも各キャリア投入を開始したAndroid端末など今後シェア拡大が確実視されつつあるスマートフォンアプリ市場を舞台として、前回同様ソーシャル性を利用したマーケティングプランを立案するコンテストを開催します。

・前回大会を終えて、「applim」という場を通して参加者同士のつながりが多く生まれました。広告、スマートフォン、マーケティングなどに関心の強い学生、第一線で働く企業関係者様の多くのつながりを得る場として、運営して参ります。

◆スケジュール

・9月26日(土) キックオフイベント
applimコンテスト説明、ゲスト様による基調講演、applimコンテスト課題の考え方(ブレークスルーパートナーズ
マネージングディレクター赤羽雄二氏)、懇親会など

・10月16日(土) フィードバックイベント
ゲスト様による基調講演、メンターによるフィードバック、懇親会
・ 11月3日(水) 決勝レセプション
ゲスト様による基調講演、予選を勝ち抜いたチームによるプレゼンテーション、審査員によるパネルディスカッション、懇親会
※詳細は決まり次第随時更新していきます。

◆参加対象
マーケティング、ソーシャルメディア、ソーシャルアプリ、スマートフォンアプリなどのトピックに強い関心のある学生

◆参加条件
・学生であること
・チームでスマートフォンを1台は所有していること
・3人以上6人以下のチームを組んでいること

◆参加費
1人2,000円(全三回会場費用、資料代など)

◆メンター社会人
・大手広告代理店のWEBプランナー、クリエイター、ソーシャルアプリ開発会社のプロデューサー、エンジニア、キャリア開発などの若手社会人様
約30名有志でapplimにご協力いただいています。

◆エントリーはこちらから
以下のフォームに記入してください。応募締切は2010年9月17日(金)23:59までとなっております。
http://applim.jp/form.php5


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2010年08月27日

PayPalマフィアをさらにディープダイブしてみた

先日のブログ記事「ブランド企業に就職すると良いという誤解」について、件の予備校プログラム監修者の佐藤純さん(@j_sato)がブログ記事を書いてくれているの発見しました。ケンカ売るようなタイミング(笑)で書いた私の記事に丁寧に反応してくれた寛容なご対応に感謝です。


「就職先選びがブランド志向なのは当たり前」: これは価値観とは別の話(株式会社フルライフの社長ブログへのリンク)

PayPalマフィアについての記述について補足してくれています。とても丁寧な分析ありがとうございます。

PayPalマフィアって言っても、彼らの初職は、7名のサンプル中、コンサル3名、大企業2名、起業経験者1名で、もともとPayPalは1名のみだぜ、というご指摘ですね。

たしかにその通りですが、大企業2名ってのはちょっと違うかと。あと、起業経験者ってのも、括りとしては、初職=スタートアップという括りが適切かと思います。

各人について私の補足分析は下記のとおり。
______________________________________

Reid Hoffmanは初職アップルですが、90年前後のアップルを大企業(ブランド企業)と言って良いのか微妙ではないでしょうか?当時売りに出されるなど業績的にはずっと不振だったはずです。

Elon Muskは、ネイティブな起業家で、もとから初職がスタートアップで連続して起業を成功させるシリアルアントレプレナーですね。

Roelof Bothaは、初職は南アフリカのMckinseyですね。2年も経たずにやめてスタンフォードMBA、その後PayPalですね。

David Sacksはたしかに初職Mckinseyですが、1年も在籍せずに、PayPalの創業に参画しています。

Premal Shahは初職がMercerですが、1年半しか在籍せず、その後PayPalです。

Chad Hurleyは初職PayPal。

Jeremy Stoppelmanは初職がExcite@Homeという当時設立直後のスタートアップだったはず。6か月だけ働いて、スタートアップのPayPalにジョイン。
______________________________________

紹介されている7名についてのより正確なサマリーは、

コンサル3名(全員2年未満退職)、上場ベンチャー(アップル)1名、スタートアップ系3名(うち1名共同創業、1名 PayPal)

となりますね。


◆拡大版:PayPalマフィアの初職分析

実は、他にも重要なPayPalマフィアの主要メンバーがいまして、その人たちの中には初職PayPalという人が何名もいます。

(以下のとおり)
______________________________________

Max Levchin(Slide創業)の初職:スタートアップ(共同創業)
http://en.wikipedia.org/wiki/Max_Levchin

Steve Chen(YouTube創業)の初職:スタートアップ(PayPal)
http://en.wikipedia.org/wiki/Steve_Chen_(YouTube)

Jawed Karim(YouTube創業)の初職:スタートアップ(PayPal)
http://en.wikipedia.org/wiki/Jawed_Karim

Russel Simmons(Yelp創業)の初職:スタートアップ(PayPal)
http://www.yelp.com/management

Daniel Issen(AdBriteのVP)の初職:スタートアップ(PayPal)
http://www.crunchbase.com/person/daniel-issen

Jared Kopf(Adroll他創業)の初職:スタートアップ(共同創業)
http://www.linkedin.com/in/jaredkopf

Dave McClure(投資家)の初職:独立ITコンサルタント
http://www.linkedin.com/in/davemcclure

Keith Rabois(数々の企業の経営陣):Law Clerk(法務書記?)
http://www.linkedin.com/in/keith
______________________________________

私が追加した8名を加えて、15名の主要サンプルを分析すると、

コンサル3名(全員2年未満退職)、上場ベンチャー(アップル)1名、スタートアップ系9名(うち3名が共同創業、5名がPayPal、1名が別のベンチャー)、その他2名(独立コンサル、法律事務所)

となりました。

ということで、初職もスタートアップが多いということです。

(サンプルの取り方次第でどうでもなるじゃん?という指摘はあるかと思いますが、今回の15名でかなり主要どころ網羅してるはず
参照URL:PayPal Mafia(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/PayPal_Mafia


◆注目すべきは、初職が伝統的な大企業という人が皆無である点

伝統的な大企業を初職で選ぶ人は皆無であるという点が私としては注目すべき点かと思います。

私が主張したいのは、最初にブランド企業、有名企業に入らなくても、というかむしろ伝統的な大企業に入らない方が、若くして経営人材としてタレント化する可能性が高いのでは?という指摘です。

若くして起業家や経営人材になるには、初職がスタートアップまたはコンサルファームが良さそう、というのがこのPayPalマフィアの経歴分析から導かれる仮説ではないでしょうか。



◆コンサルファームが良い理由

上記PayPalマフィアの何名かの初職がコンサルである点は納得できます。MckやMercerなどのコンサルは、終身雇用ではなく、Up or Outのカルチャーで大部分の新卒ジュニアポジションの人たちは2年未満で退職する傾向があります。その1-2年の中で、ハードワーキングなカルチャーで、スピード感のあるアウトプットを求められるビジネスアナリストとしての経験は、ビジネスアスリートとしての基礎体力をつけるという意味があると思います。

それより何より重要なのは、「数年で辞めるのが当たり前のカルチャー」という点です。いずれ辞めると考えていれば、常にビジネスチャンスに敏感になり、PayPalのようなホットスポットを見つけてジョインすることもしやすいわけです。

(日本でもネットバブルのときにコンサル→ベンチャーの流れが起きました。コンサルがブランド企業だったからというよりも、単に終身雇用カルチャーではなく流動性の意識が高い人材の集まりだったコンサルからベンチャーに人が流れたと考えるべきかと思います)

ちなみに、日本でも、DeNAの南場社長やケンコーコムの後藤社長など初職がコンサルの経営者が何名かいらっしゃいますが、当時の日本におけるコンサル業界は、まだ黎明期にあり、「コンサルなんて日本では流行らない」「銀行蹴ってマッキンゼーなんてバカじゃないか?」と言われた時代です。南場社長の頃のマッキンゼーに在籍していた人から聞いた話だと、当時は今と比べて本当に無名な会社で、ブランドも何もなかったし、学生の間では少なくとも無名だった。そんな中良く分からずに入ってきた変わり者の集まりだったということです。

(まさに今のスタートアップと同じような感じじゃありませんか)


◆でもやっぱり、スタートアップや新興企業が良い理由

また、残りのPayPalマフィアの初職がスタートアップや新興企業だったりするケースが多いのも、納得できます。伝統的な大企業に入って、マネジメントの階段をゆっくり登ろうというタイプは、30代・40代前半までに起業家や経営者・投資家として活躍するには、時間軸的には難しいのではないかと思います。

スタートアップや新興企業であれば、事業の成長に組織の成長が追いつかずにいつも人不足の状況が生まれ、一人当たりの裁量が大きくなり、常に能力的なストレッチを強いられます。20代半ばでマネジャーに就任し、20代後半で部下を数十名率いるなんて経験は、スタートアップや新興企業にいかないと得難い経験です。そうすることで、若くして経営人材になるためのハシゴを登っていけるのです。


◆以上踏まえて、初職が伝統的な大企業では起業や若き経営者を目指すには不利であることを言いたい

私は、将来起業家になろう、経営者を目指すという学生がいたときに、「だったら伝統的な大企業に入ってもあまり役に立つ経験はできない。むしろ起業家や若くして経営者になるという志から遠ざかってしまう可能性が高い。

理想はスタートアップに近いところで優秀な経営陣の近くで仕事をすること。もし、その縁がなかった場合には、コンサルファームとか短期でスピーディに成長できる終身雇用じゃない環境で修行してからベンチャーに移るのも悪くない選択じゃないか」と話しています。

そもそも、この一連のお話は、「若くして経営人材・起業家を目指す学生」向けに話をしているので、それ以外の学生の皆様には、ブランド大企業を初職として選択すると良いのでは?、というのが至極真っ当で、助言する側もされる側も、リスクの低い、安全パイなご意見かと思います。これについては異論なしです。


※余談ですが、だからこそ、スローガンでは、優秀な経営陣がいる選りすぐりのベンチャー企業とコンサルティングファームに特化して就職機会の提供をしています。巷の新卒紹介業態とよく一緒にされがちですが、業態としては、セミナー開催・マッチングの場の提供の要素が強いです。「金に糸目付けないブラック無名企業に人を紹介しているあこぎな商売しているな」とかいう完全に的外れなコメントが一部からあったのでその点、誤解なきようお願いします。


※ここまで力説しても、結局これってシリコンバレーの話であって、日本では事情は別でしょ、的な思考停止は是非やめていただきたい。上記のような現象が起こる根本ロジックは日本でも適用されると思います。

※何を書いても言っても、「ポジショントークだからさ」とか「でも、この伊藤って人ははじめにブランド企業入っているんでしょ?」とか本質じゃない思考停止もやめましょう。ポジショントークだからさ、という思考停止の罠については別エントリーでまとめます。


併せて読みたいおすすめ記事
今就職するなら、「受け皿型企業」じゃなくて、「踏み台型企業」がいいかも
(ロケスタ社長日記より)

理想的なスタートアップのキャリアパス
(スローガンを持って生きよう 過去記事)


yutaslogan at 20:13コメント(1)トラックバック(0) 

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気づきの言葉 | 人材発掘・育成

2010年08月26日

就活を継続する2011生に送る「ジョブハンティングのすすめ」

就職活動を英語で表現すると、ジョブハンティング(Job Hunting)となるわけですが、この英語のHuntingという言葉に少しワイルドさを感じます。日本の就職活動生の多く(特に、志望度の高いところからの内定がなくて困っている学生たち)に欠けているのは、このワイルドさではないかと思っています。


文部科学省が今月発表した学校基本調査速報によると、今春卒業した大学生の就職率は60・8%で、前年からの下げ幅は過去最大のマイナス7・6%だった。進学も就職もしていない進路未決定者は約8万7000人で、高卒も含め15万人近くが行き場がない。

 就職情報大手「毎日コミュニケーションズ」のインターネットサイト「マイナビ」編集長の望月一志さんは「来春も今年と同程度か、それ以上の規模の未決定者が出るのでは」と危惧(きぐ)する。

(引用元)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100825-00000010-maiall-bus_all


就職先が決まらずに漂流している人の中には、とても優秀でイケている学生もいます。特に、留学から帰ってきたとか、海外大学に行っていたとか、いう理由で、日本の就職活動のピーク時期である3-4月を逃してしまった人たちは、その後、5月・6月以降に就職活動をしても苦戦してしまうという例がたくさんあります。

私は、ここ何年かこういった学生たちにお会いしてきて、この状況を何とかできないかと思い、いくつかの処方箋を考えてアドバイスしてきました。
そのいくつかをブログでも共有しようと思います。一部の学生たちに有意義なものとして役に立てば幸いに思います。



◆正面玄関が閉まっているなら勝手口を探そう

リクナビやマイナビなど大手ナビ媒体や企業の採用ページで、採用は締めきりました、終了しましたと書かれていて諦めてしまう人が大多数だと思います。あるいは、新卒採用自体をやっていない会社に興味をもった場合には、新卒はやっていないのかと、諦めてしまう人がほとんどでしょう。

しかし、正面玄関が閉まっていても、勝手口からなら入れる可能性がある会社が多いと思います。

どういうことか、例を挙げて説明しましょう。

例1).
実話ですが、通常エントリーは4月には締めきってしまい、新規のエントリーはできない、人気の上場企業に、卒業直前の2月にエントリーして入社を決めた学生の例があります。彼はツイッター上で、同社の社員と絡み、たまたま意気投合して、面接のルートに乗って、とんとん拍子で内定となり、入社を決めました。


例2).
私が以前訪問した会社で、ウェブサイト上には新卒採用の表記がなく、一般的には新卒採用をやっていないと思われている会社の社長がこうおっしゃっていたのが印象的です。「新卒採用ってコーナーがウェブ上になくても、たまに問い合わせてくる学生がいるんだよね。そういう学生は会ってみたいし、過去にそれで会ってみて採用した新卒がいますよ」と。


この2つの事例からわかることは、正面玄関を閉じる(リクナビや公式の採用ページをクローズする)のは、膨大なエントリーをさばく手間がかけられない以上、ある意味仕方ないことで、期間限定でオープンして、あとは閉じておくしかないのが人事採用スタッフの工数を考えると妥当と言えば妥当です。

しかし、実際に優秀な人(=自社の採用基準でイケている人)がいるなら、あと1-2名は採用しても良いと思っているケースも多いのも事実です。

しかし、そのいるかどうかわからないあと1-2名の優秀な人に期待して、膨大なエントリーをさばくのはご免だと思っているのが企業側の本音かと思います。

つまり、企業側に「お、この人は良いかも!」と思わせる方法があれば、採用ルートに乗ることはいつでも可能なのです。(勝手口から通してもらえる)



◆勝手口の見つけ方・入り方の具体的アプローチ紹介

アナログとデジタルの2つの方法があります。
とにかく、意中の会社の経営陣や社員の人と接点をもって、相手に興味を持ってもらうことが大事です。そこから「君面白いから、ちょっと家に上がって行きなよ」と勝手口が開かれて、「君、ところで就職先は決まっているの?え?まだだって?じゃあ、うちにおいでよ」という話になる可能性があるのです。


▼アナログ的手法

採用担当者や経営者の人に

- 手紙を送る
- 電話をする
- 夜討ち朝駆け(笑)

いずれにしても、御社に興味があるので面接を受けさせてほしい、新卒は締めきっている、あるいは採っていないなら、将来どこかで経験を積んでからでも入りたいと思っているので、是非一度このタイミングで話だけでもさせてほしい、と伝えると良いかもしれません。

手紙を送ってから、電話が一番丁寧なやり方だと思います。

手紙のコツは、どこの企業にも送っていると思われないようにカスタマイズすること。電話のコツは、いろいろありますが、採用担当者に電話をつないでもらえるように、うまい方法を考える必要があります。(これは皆さんの知恵次第です。営業力が問われます。例えば、テレアポの営業の本とか読むといろいろとコツが書いてあるので勉強になるかも)

夜討ち朝駆け(笑)は、社長の顔がウェブサイトで分かっている場合に、会社のエントランス前で、朝早くから社長の出社を待って、出社してきた社長にエレベータトークするという荒業です。よほどその会社に熱意があって、自分を採用すべきだ!という自信のある人かつ謙虚な人のみ、おすすめします。


▼デジタル的手法

- Twitterで意中の会社の人を探して絡む
- facebookで意中の会社の人を探して絡む
- LinkedInで意中の会社の人を探して絡む

Twitterのアカウントを実名でプロフィールもしっかり書いて運用しましょう。ブログをちゃんと書いてブログへのURLリンクもあるとなお良しです。上場企業の社長や役員の方々も意外とTwitter上にアカウントを持ってらっしゃいます。

※ちなみに、私も一部上場企業の社長とTwitter上でアポイントを取ったことがあります。

facebookやLinkedInも、日本の大学生はあまり使いこなしていないかもしれませんが、こちらも実名で経歴を公開している社会人が多いので、意中の会社の経営者や社員を見つけるのに使えることがあります。

絡み方としては、例えば、OBOG訪問的な感じで、御社のどこどこに興味があるのでお話を聞かせてほしいといった感じが良いかもしれません。

いずれのプラットフォームを使うにしても、自分のプロフィールをしっかりと晒して、ブログやTwitter等でコンテンツを発信している人であれば、絡んでいったときに、相手にしてもらえる率が高まると思います。

※基本的に本名を公開していない匿名のアカウントに絡まれた際には、無視する人が多いように思います。私も匿名アカウントから絡まれるとあまり対応したくないなと思うことが多いです。

◆最後に

ここまで読んでいただいた学生の皆さん、おそらく上記を本当に実行する人は、読者の100人中5人ぐらいだと思います。実際はこれをやると良いと知っても、実際にやる行動力のある人は5%ぐらいかもしれません。

なので、企業の皆さん、安心してください。私の記事の影響力はそもそも小さいですし、仮に多くの学生が読んだとしても、夜討ち朝駆けするような根性のある学生は5%もいませんので、皆さんの仕事を邪魔するほど、混乱を招くことはないかと思います。

ただ、この就職難の時代に、少しでも状況が好転するように、従順でおとなしくまじめすぎる学生たちに、少しのワイルドさをもってジョブハンティングする姿勢が出てくれば、機会創造につながるのではないかと、期待して書かせていただきました。


私が昔、会社の先輩から言われた言葉で若いころの行動指針になった言葉を最後に送ります。

「遠慮はするな。でも、礼儀は守れよ」

礼儀さえ守っていれば、遠慮なんていらないということで勇気が出ました。その分、最低限のビジネスマナー・礼儀は勉強しましょう。本一冊ちゃんと読むか読まないかで大きく違うので、自信なし人は必ず礼儀作法は勉強してください。

メールのマナーとかは意外と知らない学生が多いので、一度、チェックしてください。(参考リンク:「ワンランク上のメール術講座」



yutaslogan at 23:51コメント(0)トラックバック(0) 

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気づきの言葉 | 人材発掘・育成
Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し、才能を最適に配置することで新産業を創出し続ける」をミッションに、人を軸にした新産業創出エコシステムをつくる活動に注力中。 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn