2004年12月20日
破天荒
サウスウェスト航空の物語。
これはにわかに信じがたいアメリカの特異な会社の物語だ。
企業戦略などを一度かじったことのある人にはかなりおなじみの会社であろう。ぼくも名前はもちろん知っていたし、いわゆる基本戦略の話でコストリーダーシップだとか、ニッチ戦略だとかの事例として、大手航空会社とバリューチェーンを比較されたりするので、その辺の戦略面での特徴も知っていた。しかし、この会社のすごいところはそこだけではない。むしろ、戦略なんかよりも人、戦略を実際に実行するリーダーシップと社員のやる気、価値観に基づく行動などが特筆に価すべく素晴らしい。そのことが本書を読めばわかる。
すごく大切なことがたくさん書いてあるので、何度も反芻するに値するのだけど、一読後に
頭に残っていることをまとめると以下のような感じ。
「仕事にユーモアを取り入れろ。」
ビジネスイコールまじめだという前提を壊して、わくわく楽しいことを考えて仕事に取り入れることの大事さを教えてくれる。
「価値観とは時間とお金の使い方のことである。」
価値観を共有することの大事さを語る上で、そもそも価値観って何だ?っていうところでこのシンプルな定義。なるほどと思う。
「われわれは航空会社ではない。たまたま航空業界に身をおくサービス会社なのです。」
伝説のサービスと呼ばれる素晴らしいサービスの逸話の数々。それを裏打ちする哲学。
この考え方すごくお気に入り。自分が今かかわっているベンチャーの会議でもこの言葉、引用させてもらいました。
トム ピーターズの本を読んだときのような読後の高揚感を味わえます。
(そういえば、帯に今年1冊しか読む暇のない人にはこの本を薦めます、とのトムの推薦文があるんです。)
破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営
これはにわかに信じがたいアメリカの特異な会社の物語だ。
企業戦略などを一度かじったことのある人にはかなりおなじみの会社であろう。ぼくも名前はもちろん知っていたし、いわゆる基本戦略の話でコストリーダーシップだとか、ニッチ戦略だとかの事例として、大手航空会社とバリューチェーンを比較されたりするので、その辺の戦略面での特徴も知っていた。しかし、この会社のすごいところはそこだけではない。むしろ、戦略なんかよりも人、戦略を実際に実行するリーダーシップと社員のやる気、価値観に基づく行動などが特筆に価すべく素晴らしい。そのことが本書を読めばわかる。
すごく大切なことがたくさん書いてあるので、何度も反芻するに値するのだけど、一読後に
頭に残っていることをまとめると以下のような感じ。
「仕事にユーモアを取り入れろ。」
ビジネスイコールまじめだという前提を壊して、わくわく楽しいことを考えて仕事に取り入れることの大事さを教えてくれる。
「価値観とは時間とお金の使い方のことである。」
価値観を共有することの大事さを語る上で、そもそも価値観って何だ?っていうところでこのシンプルな定義。なるほどと思う。
「われわれは航空会社ではない。たまたま航空業界に身をおくサービス会社なのです。」
伝説のサービスと呼ばれる素晴らしいサービスの逸話の数々。それを裏打ちする哲学。
この考え方すごくお気に入り。自分が今かかわっているベンチャーの会議でもこの言葉、引用させてもらいました。
トム ピーターズの本を読んだときのような読後の高揚感を味わえます。
(そういえば、帯に今年1冊しか読む暇のない人にはこの本を薦めます、とのトムの推薦文があるんです。)
破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営