2012年01月
2012年01月24日
スローガンがなぜ新規事業なのか?
久しぶりのブログとなりました。すっかり筆不精ぶりが発揮されていて恐縮です。
最近お会いしている方々にはお話しているのですが、スローガンは新規事業にも積極的に取り組んでいます。もちろん、ベンチャーヒューマンキャピタル事業、特にベンチャー企業の新卒採用支援分野をこれからも主力事業として取り組んでいくわけですが、その周辺領域として、中途採用支援、海外人材(中国・ASEAN)の採用支援など新しい動きを少しずつ準備しています。
昨年秋からは京都に支社も開設し、新卒1年目のdontstayを京都支社長に任命しました。
そうした本業の中での新しいチャレンジもたくさんあるのですが、さらなる中長期での成長戦略を考えた上で、採用支援とは別の軸での新規事業チームも結成し、昨年1年間活動を継続してきました。
採用軸以外ってどんなビジネス?
って思われる方も多いと思いますが、今現在、開発のパイプラインにのっているサービスは、
・イベント支援コミュニケーション支援系のスマートフォンサービス、
・レストラン情報のシェアリングサービス、
・ソーシャルグラフを活用したリクルーティング系アプリケーション、
などです。そのうち発表できると思いますので、楽しみにしていてください。
私たちは、コーポレートコピーをベンチャーヒューマンキャピタル&インキュベーションラボというようにうたっています。インキュベーションラボという言葉には、新規事業をどんどん生み出していく機関でありたいという想いを込めました。
なぜ私たちが新規事業にこだわるのか?というと、3つの背景があります。
1つは、ミッションとの適合性からです。スローガンのミッションは、「新産業・新事業を創造する社会をつくる」ということなので、新産業・新事業に挑戦する人を増やすためのベンチャーヒューマンキャピタル事業が必要だったわけです。ただ、挑戦する人を増やす活動をする中で、挑戦するに値するフィールド(会社)がまだまだ少ないと感じました。批判されるのを覚悟で敢えて言えば、日本においてイケているベンチャー企業はまだまだ少ないと思います。
なので、イケているフィールドを自分たちも創造していこうという気概をもって、インキュベーションラボを自分たちの手で作ろうと決めました。
2つ目の背景は、必要性を感じたからです。
ベンチャーヒューマンキャピタルを5年ぐらいやってきて思ったことは、起業家と向き合い、起業家のために仕事をし、ベンチャーに挑戦する優れた若者たちと向き合うためには、自分たちも彼らからある程度リスペクトされるような存在でなければならないと感じたことです。
事業家として自分たちも成功することが、私たちが目指すミッション「新産業・新事業を創造する社会をつくる」ことの道に通じるのだと確信しています。
3つ目は、組織づくりの観点からです。
2010年の秋に09年卒の新卒1期生だったsyamasakiが会社を辞めました。(これまで6年間でスローガンにジョインした社員は私含め16名いますが、そのうち辞めたのは彼だけです) 私にとって、採用したメンバーが辞めて行くことは正直悲しいことでした。ただ、彼も友人と起業するということだったので、応援しようと思い、送り出しました。
私はそのときに、大切なことを気付かされた気がしました。
自分たちがイケている事業をやり、挑戦心に溢れて常に新しいことに挑戦する会社であり続けなければ、メンバーは退屈して辞めていってしまうだろうと。
私自身、あぐらをかいたつもりはまったくありませんし、むしろ慎重に慎重に常に危機感をもって経営してきました。少し安全運転をし過ぎたのかもしれないな。そう思ったのです。
どういう世の中にしたいかといった理念をしっかりと共有した上で、常に新しい何かをうみだし、成長し続けるベンチャーであり続けること。それがすぐれた組織を維持する上でも必須なことだと思いました。
以上のような背景から、スローガンは新規事業に本気で取り組んでいます。まだまだ、実績がなくこれからですが、2012年は、スローガンの新規事業が各所で話題になる年にできればとも思っています。
(20日ばかり遅れての年頭所感っぽい感じですが)
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。