2012年03月

2012年03月31日

新経営体制へ

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明日から新年度ですが、弊社は9月末が本決算なので、7期目の下半期スタートです。
おかげさまで、7期の上半期も過去最高の業績となりました。と言っても、相変わらず小さな会社ですので、もともと小さいんだから伸びて当然と思っており、まったくもってすごくも何ともありません。ただ、本当に多くのお客様、ユーザの皆様に支えてもらって、自分たちは成長して来れたと思っていますし、お客様とともに真摯にハードワークしてきたからこそ貢献価値が高まり、自然と業績も伸びているのだと思います。若いメンバー中心でまだまだ至らない点ばかりですが、日頃お世話になっている皆さまに深く感謝したいと思います。

あまり会社の内輪ネタをブログに書くのもどうかと思いますが、せっかくの節目のタイミングなので少しばかり報告したいと思います。

弊社は、創業して最初の2年は本当に今から思いだすのも恥ずかしいぐらいしょぼい状態で、まったくもって事業の体をなしていませんでした。当時関わってくださった皆さまには本当に申し訳なく思います。会社としてまともになり始めたのは、3期目ぐらいからで、ちょうど今のマネジャー陣がジョインしてくれたタイミングです。
スローガン メンバープロフィール

取締役の織田とは、創業1年目に知り合って以来、月に1回程度会って相談したり、一緒にセミナーをやったりする関係だったのですが、3年目の途中から正式に取締役として参画してもらい、そのタイミングで増資もして共同経営パートナーとしてコミットしてもらっています。今のスローガンがあるのは、彼の存在はとても大きく、これまで何度も助けられたし、私が大きく間違ったことや不適切な意思決定をしないでこれたのは、織田の存在が大きいと考えています。

そして、ちょうど同じ時期にジョインしてくれた特手と川野も、それぞれ現在は、ヒューマンキャピタル部門と採用支援部門のマネジャーとして活躍してくれていますが、業績拡大に大きく貢献してくれた2人です。4月1日から始まる下半期から、2人には執行役員に昇格してもらうことになりました。さらに経営的な視点で事業拡大に向けてコミットしてくれることを期待しています。

特手とは大学、前職ともに一緒でありながら、彼は私にないものを多くもっており、目標達成意欲、成果へのコミット、クライアントリレーションの築き方など若いメンバーが見習う点も多く、これまでの業績拡大に大きく貢献してくれたと思っています。

川野は、新卒1期生(1期生3名の中でも第1号)で、まだスローガンが正社員ゼロ名のときに、入社を決めたつわもの笑です。ちなみに彼はまだ25歳です。大学4年の4月から社員並みに働き始めているので実質的には丸4年働いていますが、社会人としては3年たったタイミングでの執行役員昇格となります。

ということで、4月1日より、従来の織田と私の2名の取締役という体制にプラスして、特手、川野の執行役員も加えた新しい経営体制でより一層、お客様、ユーザの皆様の期待に応えられるように、誠実に謙虚な姿勢をもって事業に集中していきたいと思います。

4月より新入社員も4名入社します(1人は第二新卒)。これで役員含めて17名、アルバイト20名前後ですので、40名弱の体制となります。いたずらに規模を追うつもりは一切ありませんが、まだまだお客様、ユーザの皆様の期待に応えられていない部分を感じており、新しいメンバーにジョインしてもらうことで、さらに貢献価値を高めていきたいと思います。

2013年卒の新卒も絶賛募集中です。5名ほど採用予定でいますので、是非、ご応募ください。学生アルバイトも3月末で卒業者が何名か出るので、新規募集しています。
新卒採用ページ
学生アルバイト採用ページ


yutaslogan at 21:00コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2012年03月27日

まだ成功も失敗もしていないじゃないか

先日、「起業家たちに学ぶ ゴール必達のマネジメント」(リクルートワークス研究所)という企画で、取材していただいた記事「雇用区分パラダイムからの脱却」がウェブに掲載されました。

正直、この手の取材は、創業当時に調子のって取材依頼が来たとき以来、基本的には断ってきました。断ってきた理由は、まだまだ自分は起業家として偉そうなことは言えないと思ったからです。今回の取材は、もともと公開記事とは別の調査目的でご来社されたリクルートワークス研究所の方々から、私の話を聞いて是非改めて取材させてほしいというありがたいお話があったため、恐縮ながらもお引き受けしました。

タイトルは、「起業家に学ぶ」とあるのですが、私は起業家としてはまだまだ半人前以下ですので、純粋に起業家インタビューであればお断りしたと思うのですが、今回、人と組織にまつわるテーマでしたので、6年半かけてスローガンという会社を通して、試行錯誤してきたインターンや学生スタッフの仕組みや新卒の取り組みなどについてであれば、人さまよりも少しだけ長い時間、真剣に考えたかもしれないなという自負もあったため、お話してみようと思ったわけです。

ところで、誰かに何かを語るには、その点において、成功か失敗かをしている方が望ましいと思っています。成功も失敗もしていない人が誰かに何かを語るのはもしかしたらミスリードする可能性もあると思うのです。私自身も起業に関しては、小さな失敗(創業初期の無給生活、6年経営してもまだ年商1-2億円レベルでしかないことなど、数えればきりがないほど)をたくさんしましたが、大きな失敗(倒産やリストラなど)は経験していません。また、小さな成功(6年半会社をつぶさない、毎年成長する、黒字決算など)はありますが、もちろん、大きな成功はしていません。つまり、成功も失敗もしていない部類の人間なので、まだ起業に関して語るのは早いと思っています。おそらく起業して3年以内の頃に、誰かに起業について語っていたとしたら、いろいろと間違ったこと(今思っていることと違うこと)を言ってしまってそうです。

「まだ成功も失敗もしていないじゃないか?」

振り返ればいつも、自分にこんな問いかけをしてきたような気がします。
起業して最初の2年間、無給で働いて、3年目も月給10万円で働いていた、という話を今では笑い話のようにできますが、なぜそんな状況でもあきらめずにいられたのか?不思議に思われることが多いです。なぜと聞かれたら、私はこう答えています。
「まだ成功も失敗もしていないのに、やめる理由があるだろうか?」そう思い続けていた、と。

大きな進歩や発展があっても、それを小さな成功と思い、
大きな過ちや危機に陥っても、それを小さな失敗と思う。

目線を高くもち、絶対にあきらめない自分というセルフイメージを持ち続けてきました。

成功の定義って何だろう?とか考え出すときりがないのですが、
少なくとも、まだ成功はしていないし、失敗もしていないと思うことで、
さらなる精進をし続ける、四の五の言わずにやるべきと思うことをやる。
そんな地道な生き方をしばらくしてみようと思います。


yutaslogan at 21:33コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn