2006年01月11日

優先順位をつける

弊社で今立ち上げようとしている新規ビジネスには、やらなければいけないことがたくさんあります。少し複雑なので整理してみて、どこにどのような課題があり、何をしなければいけないのかを1つ1つ明確にしていく必要があります。

おまけに業界のならわしや法規制などもスタディしたり、多方面にわたる利害関係者のニーズや課題についても考える必要があります。

そんな中、「あれもこれも大事」だと思っていると結局、時間だけが過ぎて悩んだり考えたりするだけの時間が多くなってしまうことに気づきます。

結局、Aも大事。Bも大事。Cも大事だ。などと言っていると何もできないんです。数多くある課題の中でも一番最初に取り組むべき課題は何だろうか?ということを物ごとの因果関係や事の容易性や時機などを考慮しながら順位付ける必要があることを改めて実感します。そして、一番重要だと思うものを選んで、それ以外を当面ネグる(捨てる)勇気も大事でしょう。

前に読んだことがある本の中で(確か日本電産の永守社長の言葉だったように記憶しますが)、「Aが一番」と言うだけでは不十分だと。「Aが一番。Bが二番。」というふうに明確に順位付けをしないと、社員は本当にAを最重要として認識しないという話でした。確かに、「〜が一番」とか「〜が最重要だ」などという話を単発でよく聞きます。それだけでは、「はいはい。そうですね。」と聞き流してしまいがちです。しっかりと取るもの捨てるものを並列して示すことで人間は力や意識を集中できるのだと思います。

ということで、改めて私の中でも一番重要なことを洗い出し、それ以外はそれから考えるようにしたいと思います。そうすることでとにかく前に進むスピードを上げたいと考えるからです。


yutaslogan at 23:58コメント(2)トラックバック(0) 

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起業・経営 

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コメント一覧

1. Posted by Taji   2006年01月12日 10:43
これって、ヤマトの社長の言葉じゃ
なかった。
安全第一、スピード第二
安全第一だけいっても事故はおきる、
みたいな。

2. Posted by yuta   2006年01月12日 15:10
そうでした!失礼しました。
ご指摘ありがとうございます。

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Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn