2008年12月09日

人材輩出ラグ

人材輩出企業はどこか?というテーマは比較的皆さん興味があるのではないでしょうか?

そして、少しこのテーマについて考えたことがある人なら、気付いている人も多いと思いますが、企業の顔ぶれは移り変わるものです。

永久的に人材輩出企業であり続ける会社というのはほとんどあり得ないのです。なぜなら、輩出する組織の条件として、企業の成長フェーズと規模の問題が大きいからです。つまり、成長していて、かつ小規模なできあがっていない組織である必要があるということです。時とともに、人も育ち、事業も大きく育ち、組織はその条件を満たさなくなってきます。と同時に、育った人が外で活躍し、○○企業出身者として名前が売れるようになります。

○○企業出身者が活躍!とか言われるようになっている時点で、既にタイムラグがある可能性が高いことがわかります。昔は、野村證券や日本IBM、リクルートが人材輩出企業と言われましたが、今はそうでもないわけです。
この理論をわかりやすく、「人材輩出ラグ」と名づけましょう(勝手に名づけます。もし他にこの現象について言及している人がいたら教えてください)。

よく大企業出身者の方が多く活躍しているように「見える」のはこのためでもあります。昔のソニーやIBM、リクルートもできあがっていない時代がありましたし、日本が高度成長期で、大手企業でもどんどん事業を拡大していた時代もありましたから、組織のフェーズがベンチャーっぽい時代がこれまではあったのでしょう。今は、大企業はどこも停滞したり、リストラしたりする時代ですから、組織の成長フェーズを経験することで得られる個人の成長は享受しづらい環境なのです。

人材輩出ラグがあるということを念頭に考えると、求職者として、どこが人材輩出企業かを見分けるのは、至難の業だということになります。これはバッドニュースですね。しかし、ちゃんと近くで成長企業を見ているポジションにいると、どこが人材輩出組織になりそうかどうかはわかるようになります。この辺の話は長くなるのでまた別の機会に。


yutaslogan at 21:03コメント(2)トラックバック(0) 

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人材発掘・育成 

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コメント一覧

1. Posted by 増本   2008年12月10日 00:55
5 会員サイト、イイ感じですね。

OBOGのイベントも成功したみたいですね!すごい。

あ、金融の問題、M&Aの金額とMPO以外はわかったのですが、それと1つチェックつけ忘れで、55点でした。笑
またもや点数計算おかしくなってませんか!?

今度東京遊びに行くときは、前もって連絡しますね。引っ越したスローガンに遊びに行きたくなりました。笑

学生ってどうしても企業とか、見方があまりに単純ですよね。世の中はそういう風に単純じゃないって、最近しみじみ思います。

それで、どこがいいかわからないからといって、単純に人気の上から受けていく人見てるとちょっと心配ですね。受験じゃないんだから、と突っ込みたくなります。笑

ではではお体に気をつけて!
2. Posted by いとう   2008年12月11日 20:21
ますもっちゃん、
お久しぶりです。
会員サイトも充実してきました。今は4名のチームで作っています。

金融テストの計算ロジック、確認してみます。東京来たときはひとこと言ってください。電話でもOKです。東京駅からも近くなりました。

実は2月に京都でイベントやる予定です。いろいろ相談させてください!


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Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し、才能を最適に配置することで新産業を創出し続ける」をミッションに、人を軸にした新産業創出エコシステムをつくる活動に注力中。 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn