2009年03月23日

社会貢献とは何か

事業としての成長性×社会的な意義

成功する会社に必要な要素としてシンプルだけど、この2つを考えています。この2つはトレードオフではないのだけど、結果的にトレードオフな状態になってしまっている例が多い気がします。

事業としての成功度のみをもって、社会的な意義を主張するのは、間違いだと思っています。税金をおさめて雇用を生むことが社会貢献というのはもちろんですが、それだけですか?という話。

これだけ売上・利益が出ているのだから、世の中から求められている証拠だ、世の中に貢献している証拠だ、というのは間違っていると思います。もし、そのロジックが正しいのであれば、タバコ産業や麻薬などのドラッグ産業やピンク産業も売上が大きいので、社会的に意義があります、と言っても良いことになってしまいます。

本来であれば、社会的意義が高いものほど、共感を呼び、支持されて拡大発展していくべきものなのに。社会的意義が高そうな事業ほど、事業としてはうまくいっていない、あるいは、大きくなれない。

なぜでしょうか。

社会的な意義と主張するものがまだ弱い、あるいはピント外れなのでしょうか。ひとりよがり?その可能性もなくはないですね。

引き続き、考えたいと思います。


yutaslogan at 23:08コメント(0)トラックバック(0) 

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気づきの言葉 | 起業・経営

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Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn