2012年07月27日

経営企画の罠

弊社では、つくらないと決めている部署があります。

経営企画部、社長室みたいな部署です。

フェーズによって必要になると思うので、これらの部署がある会社を批判する意図は全くありません。
ただ、私たちの今の組織、フラットでみんなが考えて行動する組織、行動を大事にする組織を維持する上で、上記のような部署はつくらない方が良いと判断しています。

「新卒でいきなり経営企画」という言葉に、「かわいそう」と反応できるかどうかを見ることで、その人のキャリアリテラシーというかビジネスリテラシーがわかると思っています。キャリアとかビジネスを分かっていない人ほど、なんでかわいそうなの?という反応になると思います。経営を企画する部署なんだからすごいじゃん、新卒でいきなりそんな部署にいけるなんて最高じゃないか!と思ってしまうのも無知であれば無理もないかもしれません。経営企画という四字熟語自体が、現場の若い人が憧れがちな、罠とも言える甘い響きをもっている危険な言葉だと思っています。

(あくまで会社によるので一般化するな、という声を承知の上で)
経営企画は別に経営をする部署ではないし、事業を創りだす部署でもないので、事業部のラインから見れば何も生み出していない、と言われかねない部署です。まともな感覚があれば、非常に居心地の悪い部署なはずです。いろいろな会社を見てきて思うのは、社内のエース級(将来の経営者候補)は経営企画にはいなくて(一時的に在籍するケースはあるものの)、事業部(ライン)にいることがほとんどです。小さい会社ながら自分で会社を経営していて思うことも同じで、優秀なメンバーはラインに配置して事業を創りだす仕事をしてほしいと思うのが経営者の気持ちだったりします。

※例外は事業を創りだすマインドや必要がない、半官半民的な安定公益企業のような会社。そういう会社ほど経営企画とかが出世コースになっていたりする。これ以上はあまり書きたくないですが笑

うちで学生時代働いた後に大きな会社に就職する人たちや、私のセミナーを受けてくれる学生たちによく言っている話なのですが、入った会社で「君は特別優秀だから最初から経営企画室に配属するよ」と会社から言われたら(そんな会社やめとけという話は一旦置いておいて)、「いやです。事業部のラインに配属してください」と言うと良いよという話をしています。みんなちゃんと説明しないと、何でですか?という反応ばかりですが。

学生に限らず、就業経験のある社会人の人と話をしていても、上記のような話は理解している人は少数で、「現場はいやなので、経営企画とか行きたいです」みたいなことを言ってしまう転職希望者も一定数います。

仕事でうまくいっている人、活躍している人、出世している人の考え方やものの見方は、多くのマジョリティには共有されていない(だからこそ、差がつくのですが)という事実に気づいて、どう見方や考え方をアップデートできるかが個人として突出するために必要なのでしょう。

※ブログを久しぶりに再開したいと思って、最近Yammer(社内共有SNS)に書いてることの中からトピックを選んで外部向けに書き直してポストしています。なので脈絡ない感じですみません。

yutaslogan at 12:56コメント(0)トラックバック(0) 

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Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し、才能を最適に配置することで新産業を創出し続ける」をミッションに、人を軸にした新産業創出エコシステムをつくる活動に注力中。 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn