2013年06月02日

私が学生のときに知っておきたかったこと

先日、学習院大学のベンチャービジネス概論にてゲスト講師として登壇させていただく機会をいただきました。普段から大学生向けに話をすることは多いのですが、大学に出向いて授業の中でお話するのは、年に数回あるかないかです。ひととおり、私個人の起業ストーリー(大きな成功も大きな失敗もしていない中途半端な立場ですが)をお話した後に、なぜ今ベンチャーなのか?というお話と、私が学生のときに知っておきたかったこととして、以下の3点にポイントを絞ってお話しました。

1. ワイルドさこそ真の安定。

経済的な安定を求めるのは当然だし、当たり前のこと。安定志向であるというのは決して悪いことじゃない。何が問題かというと、真の安定とは何かを理解していないこと。安定した大きな会社に入ることが安定ではなく、むしろ先人たちによって作られた稼ぐ仕組みの中で稼がせてもらっているだけで、いざその大組織を離れたときに、稼ぐことができないリスクも抱えるわけです。真の意味での安定は、組織の大小問わず、どこに行っても自分で稼ぐことができる、あるいは稼ぐ仕組みをつくることができるようになる状態のことじゃないか。会社の知名度やブランドに頼らずに、周りから大丈夫か?と心配されるような無名の会社でも生きていけるワイルドさこそが本当の意味での安定ではないか。というお話です。

2. 価値の源泉は希少性。留年・休学してでも人と違った経験を積もう。

価値を生む源泉は何か。確かな価値の源泉の1つは、希少性ではないか。私が過去に会ったことのある学生でこの人はすごいなと思う人の多くは、休学・留年して何かに没頭していた学生たちです。留年・休学する勇気がないという学生も多いようですが、4年間でストレートに卒業する方が経験値が足りないまま社会に出ざるを得ないというリスクをとることになると思った方がよいのでは?というお話をしました。(私自身は大学をストレートで出ていますが、この点については後悔の対象です。もっと大学時代に留年・休学をして経験値を積んでいれば、会社選びもその後のキャリアも違ったものになったと思います)

3. 自分は探すものじゃなく、作るもの

最後に、劇作家ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw )の言葉「人生は自分探しじゃない。自分作りだ」を引用しながら、20代前半そこそこで自分は完成されていると思わない方がよい、自己分析とかやる前に、もっと自分の視野を広げるために、世界について勉強すべき、という話をしました。20代前半の自分なんて、未来の自分から見たら相当しょぼいと思った方が良い。私自身も、学生のときの自分はおろか、28歳の起業当時の自分でさえも、今の自分の目の前にいたら、「なんて世間知らずで無知な若者なのだろう!」と思うだろう。20代のうちの自分は完成されてないし、日々変化する方が当たり前。そんな未完成な自分とだけ向き合って自分探しをしたって仕方ないじゃないか?自分探しよりも、自分づくりのための、経験・勉強をしましょうというお話です。



yutaslogan at 20:07コメント(0)トラックバック(0) 

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Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し、才能を最適に配置することで新産業を創出し続ける」をミッションに、人を軸にした新産業創出エコシステムをつくる活動に注力中。 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn