2004年11月18日
交換あるところにマーケティングあり。
今日は会社の研修。研修など出ている場合か!と各方面から言われそうながらも強気に参加。今年最後のマーケティング研修なので、これを修了すれば社内Marketing Professionalとしてスペシャリスト認定が受けられる(別にうれしくは・・ない。)
講師は一橋のICS(International Corporate Strategy:英語のMBAのコース)で教えるA先生。ブランド論、交渉論などで有名な人。若くて気さくでおもしろい人なので、毎回昼食をご一緒する。
おかげでなんとか顔と名前を覚えてもらっている模様。いつか自分がビジネスをやるときに相談にでも行けたらいいなぁと思う。あるいは、逆に取材を受けるぐらいになりたいものである(笑)。
ちなみに、今日の内容は交渉論的なところで、いかに自分の考え・アイデアや新しいプロセス、プロダクトを浸透させるか?という内容。社会心理学的な要素も多く含み、とても興味深く聞いた。
かいつまんで言うと、社内でいろいろな部門と協力しながら仕事のやり取りをする場合、必ずそこにマーケティングが介在する余地があるのだと。コトラーいわく、Exchangeがあるところに、Marketingあり、と。
つまり、4Pや4C的な観点でアプローチを検討したり、はたらきかける対象者をセグメンテーションしたり、相手が求めるValueは何か?について分析したりと、マーケティングのテクニックはまさに使える。
ここで、興味深い話を1つ。
ハーバードのケースで、Nスレ社を題材にしたこんなケースがあるらしい。
ある時期、N社は新商品を本社でまとめて管理して、Product Launchする対象Regionを勝手に決めて、そこのRegional Managerに打診する。そして、打診されたRegional Managerは自分とこの市場の状況を考えてGo/No Goを決める、という仕組みだ。
しかし、問題はNo Goを出した場合、次から新商品のLaunch対象から外れてしまうということだった。
結果、各Regional Managerが取るべく最適の選択は全てをGoして、大ヒット商品のLaunchの機会を逃さないようにすることになってしまう(部分最適)。
そうすると、実際には各市場に最適ではない商品投入もおこなわれる形となり、全体として効率が悪く、全体最適が損なわれる結果となってしまう。
この例からもわかるように、組織の中のやり取りにおいても、お互いが求める価値、達成すべき目的は何か?を常に考えて、Win-Winとなるような仕組みをちゃんと考える必要があることを示している。と同時にそのことの難しさも。。
あまり詳しく書くと見つかったときに怒られそうなので(笑)、この辺にしておこう。
講師は一橋のICS(International Corporate Strategy:英語のMBAのコース)で教えるA先生。ブランド論、交渉論などで有名な人。若くて気さくでおもしろい人なので、毎回昼食をご一緒する。
おかげでなんとか顔と名前を覚えてもらっている模様。いつか自分がビジネスをやるときに相談にでも行けたらいいなぁと思う。あるいは、逆に取材を受けるぐらいになりたいものである(笑)。
ちなみに、今日の内容は交渉論的なところで、いかに自分の考え・アイデアや新しいプロセス、プロダクトを浸透させるか?という内容。社会心理学的な要素も多く含み、とても興味深く聞いた。
かいつまんで言うと、社内でいろいろな部門と協力しながら仕事のやり取りをする場合、必ずそこにマーケティングが介在する余地があるのだと。コトラーいわく、Exchangeがあるところに、Marketingあり、と。
つまり、4Pや4C的な観点でアプローチを検討したり、はたらきかける対象者をセグメンテーションしたり、相手が求めるValueは何か?について分析したりと、マーケティングのテクニックはまさに使える。
ここで、興味深い話を1つ。
ハーバードのケースで、Nスレ社を題材にしたこんなケースがあるらしい。
ある時期、N社は新商品を本社でまとめて管理して、Product Launchする対象Regionを勝手に決めて、そこのRegional Managerに打診する。そして、打診されたRegional Managerは自分とこの市場の状況を考えてGo/No Goを決める、という仕組みだ。
しかし、問題はNo Goを出した場合、次から新商品のLaunch対象から外れてしまうということだった。
結果、各Regional Managerが取るべく最適の選択は全てをGoして、大ヒット商品のLaunchの機会を逃さないようにすることになってしまう(部分最適)。
そうすると、実際には各市場に最適ではない商品投入もおこなわれる形となり、全体として効率が悪く、全体最適が損なわれる結果となってしまう。
この例からもわかるように、組織の中のやり取りにおいても、お互いが求める価値、達成すべき目的は何か?を常に考えて、Win-Winとなるような仕組みをちゃんと考える必要があることを示している。と同時にそのことの難しさも。。
あまり詳しく書くと見つかったときに怒られそうなので(笑)、この辺にしておこう。