書評

2011年01月22日

創業準備またはうっかり起業しちゃった人たち向けまとめエントリー

最近、学生時代から知っている若い社会人の方々から起業の相談や報告を受けることも多くなりました。GOOD FINDはアントレプレナーやベンチャースピリットのあるビジネスリーダーを輩出するプラットフォームでありたいとの想いがあるので、少しずつ将来イメージしている構想の一部が実現しつつあるかなと思っています。

昔に比べて、起業が身近になった、起業しやすくなったという部分はあるかもしれませんが、相変わらず起業周りの知識(起業リテラシーのようなもの)は、少なくて、いろいろと誤解や思いこみ、無知に満ちた世界だと思っています。私自身、起業当時の自分は相当に無知で世間知らずであったと振り返ることができますし、さまざまな点で、勘違いがありました。

ということで、起業を考えている、起業しようとしている、うっかり起業しちゃった(笑)人たちのためのまとめエントリーをつくっておこうと思います。

※私自身は起業家として全く成功していませんが、5年やってなんとか通期黒字にできた経験とこれまで数百人の起業家の方々とお会いしてお話を聞いてきた経験から少しでも参考になる情報まとめになればと思います。

▼ブックマークするとよいサイトたち

ネット系、テクノロジー系を中心になりますが、事業の潮流やトレンドなどをつかむ上でウォッチしておくと良いかもしれないサイトを挙げておきます。

特に、CrunchBaseを使えば、KPCBSequoiaAccel Partnersなどトップクラスのベンチャーキャピタルがどこに投資をしているのか?あるいは、Twitterやfacebookやfoursquareなどの初期(エンジェルラウンド)のエンジェル投資家が誰で、その彼らが今はどこの無名のスタートアップに投資しているのかも全部見ることができます。Ron Conwayなど世界的なエンジェル投資家がどこにいくら投資しているのかも見れちゃいます。

海外の競合サービスを調べる際にも、Competitor欄を見れば、類似サービスがどの程度あって、どういうサービスが他にあるかも見ることができます。

crunchbase1

CrunchBase

techcrunchjapan2

TechCrunch(Japan)

logo2

TechWave

mashable1

Mashable


▼活用すると良い資料たち

ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二さんの資料は必読です。ブレークスルーパトナーズのサイトから無償でダウンロードできるのでまだの方は是非。
「総務省 事業計画作成とベンチャー経営の手引き」「ベンチャー失敗事例と成功への方策」「投資家への効果的説明のしかた」など読み応えたっぷりのバイブル資料たちです。
資料ダウンロード一覧のページ

ちなみに、定期的にGOOD FINDでは、赤羽さんに「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件」と題して、質疑応答たっぷりのセミナーを開催しています。学生の皆さんはこちらも是非。

他には、自分が事業を立ち上げようと思っている分野の上場ベンチャー企業のIRサイトで決算説明会資料のPDFをダウンロードして読みまくるのも良いと思います。ネットサービス・モバイルであればDeNAやGREE、サイバーエージェントなどのIRを見たり、新興上場系のもう少しマイナーなところのIR資料も探すと良いと思います。

▼読むとよい本たち

愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99

ベンチャーをやる上での心構えをまとめてくれています。素晴らしい本です。起業前から起業後10年間ぐらい重宝しそうな本です。



完全網羅 起業成功マニュアル
完全網羅 起業成功マニュアル

邦題タイトルがダサいのですが、原題は、The art of the start。こちらも大事なことがたくさん書いてあります。



バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある

最近の本ですが、スケール大きく知識集約型のビジネスをやるワクワク感とスケール感を感じて事業欲を高めるのに良い本です。



起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと

起業まわりのリテラシー向上に貢献する本です。お金がネックだと言い訳に起業に躊躇している人は是非読んでほしいです。



入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識
入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識

学生起業で企業売却を経験し、大企業を経て再度起業し上場を果たした水永さんの本。事業家が書いたリアル感あるベンチャー向けファイナンス本。



▼相談に行くとよい人たち

よく、創業前後でベンチャーキャピタルの人たちとコンタクトして話をしようとする人たちがいますが、これは無駄に終わることが多いです。大手VCの人たちと会っても無駄なので他の時間に使いましょう。もちろん、個人レベルで素晴らしい人もいる可能性あるので例外はあります。スタートアップ時点で投資をしたりハンズオンでしっかり事業を一緒に創ることができる人たちとお話すると良いと思います。

日本においてスタートアップやどアーリー状態で、支援してくれたり、エンジェル投資してくれる人たちは本当に限られます。私が知る限りは以下の人たちです。

Open Network Lab
インキュベイトファンド
サムライインキュベート
PE&HR
小規模、個人で活動するインキュベータ(ベンチャーの社外役員や顧問などに名前のある人たち)
Exitした起業家などベンチャー経営陣
アーリーステージの起業家


外資コンサルや外資投資銀行などはネームバリューがあるのですが、コンサルも金融も起業家のスタートアップフェーズでは役に立たない経験なので、その辺の人たちやその辺の出身者には相談してもあまり意味がないと思います(実感値)。やはり、自ら事業家として会社を大きくするプロセスを経営幹部として経験したことがある方のお話を聞くと良いと思います。

私の場合は、起業前にPE&HRさんに相談し、それ以来のお付き合いで、お世話になっていますし、創業1年目にExit経験のある事業家と知り合い、パートナーになっていただきました。今でもベンチャー経営の経験値において大変助けてもらっています。また、自分と同世代のクライアント企業の社長からも、いろいろと教えてもらいました。感謝です。

個人のインキュベータやExit後の起業家などは、なかなか出会う機会がないと思いますが、ツイッターなどで自力でコネクションをつくることも可能ですので、参考までに下記ツイッターリストも参照ください。


▼フォローするとよいツイッターアカウント

インキュベータやキャピタリスト関係者などスタートアップを応援してくれそうな人たちを中心にリストにしました(随時、更新していきます)
http://twitter.com/#!/yutaslogan/incubation


▼最後に

弊社(スローガン株式会社)もベンチャーヒューマンキャピタル事業からスタートし、今後はインキュベーションカンパニーになっていくビジョンを掲げています。GOOD FINDの卒業生で起業相談に来ていただいた際には、GOODFINDの卒業生ネットワーク内での創業チームの組成支援や、インターン学生の紹介、事業パートナーとなりそうな会社や起業家の紹介などを無償で支援しています。創業準備中の方はお気軽に、メールください。


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2010年02月26日

怒る企画術

ちょうど4年前。起業して3ヶ月も経っていない頃、起業家としてのキャリアをスタートしたとは言え、まだオフィスには机2つ。インターンの東大生と2人でスタートアップの試行錯誤をしていたときに、出会ったのが、(当時)フジテレビの吉田正樹さんでした。その後、東大の先輩後輩というご縁もありお付き合いをさせていただいております。

出版されて以降、すぐ読みたい!と思っていたのですが、Amazonでは時間かかりそうで、神田の本屋では見つからず(泣)、遅ればせながら、渋谷のブックファーストで購入し、読ませていただきました。アマゾンではずっと品切れ気味なようです。

企画術というタイトルから、企画に関わる人を対象に書かれた本だと思いがちだったり、企画術というスキル面にフォーカスした本だと思って、スキル本はもう結構!と思っている人がいるとしたら、スルーしてしまいそうな本なので、もし、そういう人がいるとしたら、もったいないです。タイトルから連想するスキル本的雰囲気や新書という軽さを超えた、想像以上に熱い一冊です。

背景には、一般的なスキル本的なアプローチへのアンチテーゼがあるように思います。そもそも、企画スキルやプレゼン力などの技術論よりも「怒る」という部分が大事であると。その上で、実践的な技の伝授を惜しみなくしてくれている本です。

読み終わってみると、ページの右上端を折ったページがたくさんありました。その中でも、特に、私が感銘、共感した箇所を紹介します。

・負けている側が勝っている側を何とかしてギャフンと言わせるんだというところに、アイデアの出しがいがある。
・常に「この企画で世の中を変えてやろう」という意気込みで企画を立てるべきです。
・サブカルチャーとして埋もれているものに新しい光を当てて、いかにメインストリームに持ってくるか。すでに人気が出ている主流の人やものを、さらにみんんなに知らせる仕事は、あまり面白くありません
・相手への興味を示さずに自分のことだけアピールして帰るのは言語道断。
・サブカルチャーが大きな川の流れに変わるかどうかは誰にもわからない。最初から大河になることを拒否してしまっているアイデアもあって、その限界が感じられるときはダメだなと思います。
・少数精鋭チーム、ドリームチームというのは排除の論理。
・障害物のある道をわざとつくって、その衝突の中から人を育てたい。
・僕が肯定する怒りは、「大儀」と照らし合わせて間違っているものごとについての怒りです。

他にも、若いうちから大物と仕事をする際の心構えなど、知りたいと思っていた実践的な技が惜しみなく開陳されています。あとがきにもあるように、後世への技の伝達という志のある本だと感じました。

怒る企画術! (ベスト新書 265)
怒る企画術! (ベスト新書 265)




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2009年08月17日

選ばれるプロフェッショナル

この週末は香港に2泊3日で行って来ました。将来的にはアジアを中心とした海外展開もしたいと思っており、その視察といえばかっこいいですが、完全に今回は物見遊山でした。

飛行機の移動は往復で9時間近くだったため、本が読めるぞ!と思ってずっと読もうと思っていた本を何冊も持ち込んで読書の時間にあてました。

その中でも、ヒットだったのが、先月末に刊行されたばかりの本ですが、「選ばれるプロフェッショナル」という本です。

プロフェッショナルというとコンサルタントやインベストメントバンカーや弁護士、会計士的な仕事を連想するかもしれませんが、必ずしもそれだけではなく、クライアントがいてクライアントに価値を提供する仕事であれば、たとえば、広告の営業職やヘッドハンターもプロフェッショナルな要素が強いことになります。

私たちは、メディアという観点では広告営業的な要素、ヒューマンキャピタル分野という意味ではヘッドハンター的な要素があり、私たちもプロフェッショナルであるとの意識が必要だと日々感じていたため、むさぼるように読みました。

テーマ的にはオーソドックスであるため、この手の本の多くは、ある種当たり前だけど重要なことが書いてあり、読後感が「正論だけど役に立たない」という印象を持ちがちだったのですが、とても良い本だと聞いていたため、期待をもって読みました。正論でありながら、陥りがちなダメなプロフェッショナルもどきの例も示されて、真のプロフェッショナルとの対比が随所にあり、わかりやすく、自戒の念に襲われること多く。大変気づきの多い、期待以上の良い本でした。

プロフェッショナルに必要な要素がわかりやすく分類されているのと、それぞれのテーマで、具体例がたくさんあり、こんな場面で真のプロフェッショナルならこう考えて、こう行動するという一種のロールモデルを頭の中に描ける点が本書の効用かもしれません。

私たちの営業研修でも、耳にタコができるほど伝えている「自分都合ではなく相手都合で考えろ」というのも本書のエッセンスとして込められたメッセージの一つだと感じました。早速、私たちの営業研修の課題図書に加えました。

まだまだ及びませんが、私たちも真のプロフェッショナルになれるように日々研鑽しようと思わせる良書です。

※大変良い本なので、教えるのがもったいないと思う反面、他の会社にも真のプロフェッショナルが増えることで、社会全体の生産性や取引レベルが上がるのは良いことかと。また、広告や人材業界には真のプロフェッショナルが少ないと感じるので、是非、同業他社や同業界の人にも読んでもらって業界のレベルアップにつながればとも思いました。偉そうなこと言ってすみません。

選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること
選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること
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2009年02月02日

グローバルマインド

グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか
グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか
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灘高→東大→マッキンゼー→ハーバードMBA→投資銀行→外資系日本法人社長(ケイデンス、SAP、ルイ・ヴィトン)という華麗なキャリアを歩んだ人です。

グローバルで活躍するために日本人に不足している姿勢や考え方、思考力についてご自身の経験から語られています。

まだ日本で15名しかいなかった頃のマッキンゼーに親や周りの猛反対を押し切って新卒で入社したサムライです。当時のマッキンゼーには、今のエスタブリッシュメントな雰囲気とは違って、そうした気概をもったサムライが多かったと書かれています。時代は変わりますね。

ウォール街の投資銀行時代にゴールドマンサックスで感じたことの描写もなかなか印象的です。

自分で大きなリスクを取り、起業したのならまだしも、基本的には他人のつくった事業のおかげで飯を食っている投資銀行家のしている仕事が、本当に巨額の報酬に値するとはどうしても思えなかった。


そういえば、
別の本で読んだのですが、同じ頃、ゴールドマンがどんどんアービトラージのビジネスで自己勘定投資を増やしていく過程で、古くからいる幹部は、「こんな危ない会社にはもういられない」と言って出て行ったそうです。

狂乱の時代にも冷静に本質を見る人にはわかっているものなのでしょう。本質を見る力を養いたいものです。

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2008年11月18日

大学生が読むべき本50冊

フリーマガジンに載せる「大学生におすすめしたい書籍リスト」というコーナーに当社のライブラリーから50冊選んで、リストアップしました。完全版というわけではないですし、もっと読むべき本はたくさんありますが、ビジネスの世界で活躍を志す人たちに読んでほしい本を挙げてみました。なぜ、あの本はないのか?あの本は入れるべきとの声、大歓迎です。

せっかくの機会ですので、こちらのブログでも紹介したいと思います。

愛するということ
神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)
人を動かす 新装版
リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書)
影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか
パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法
個人主義とは何か (PHP新書 459)
平成三十年 (上) (朝日文庫)
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫
竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
峠 (上巻) (新潮文庫)
花神〈上〉 (新潮文庫)
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))
トム・ピーターズの起死回生
会社が放り出したい人 1億積んでもほしい人 (PHP文庫)
指一本の執念が勝負を決める
プロフェッショナリズムの覚醒―トランスフォーメーション・リーダーシップ
知的生産の技術 (岩波新書)
論理的に書く方法―説得力ある文章表現が身につく
決断力 (角川oneテーマ21)
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
論理力を鍛えるトレーニングブック (かんきビジネス道場)
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
日本の競争戦略
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか (PHP文庫)
経済発展の理論―企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究〈上〉 (岩波文庫)
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)
MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方
新訳 イノベーションと起業家精神〈上〉その原理と方法 (ドラッカー選書)
新訳 経営者の条件 (ドラッカー選書)
されど成長
なぜ、この人たちは金持ちになったのか (日経ビジネス人文庫 ブルー す 5-1)
明日は誰のものか イノベーションの最終解 (Harvard business school press)
21世紀の国富論
キャリアショック ―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか? SB文庫
就活の法則 適職探しと会社選びの10ヵ条 (講談社BIZ)
隠されてきた銀行の真実
佐高信の辛口100社事典
シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ
代表的日本人 (岩波文庫)
幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語
本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
経営に終わりはない (文春文庫)
破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営
すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)
裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ) (講談社BIZ)
青年社長〈上〉 (角川文庫)


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2008年09月25日

学び続ける

最近は仕事に追われて本を読めていませんでしたが、やはり学び続けることの重要性をあらためて感じています。

本だけ読んでてもしょうがないのですが、日々の仕事の中でぶちあたる壁や問題意識に対して、ヒントをくれる本を探しています。本の中に安易に答えがあるとは思っていませんが、ヒントはあるような気がしますし、先人たちが学び、惜しみなく公開してくれている知恵を活用しない手はありません。

サラリーマン時代にはかっこつけてアカデミックな本とかMBAっぽい本を読んでいましたが、最近は、経営者が書いたより具体的で実践的な本を好むようになりました。もちろん、原理原則や哲学に近い本も好きで読んでいますが、MBA関連の本や大企業の改革を扱った本などはほとんど読まなくなりました。

ちなみに、最近読んで面白い!と思ったのはこの本です。採用や教育に関して関心のある方は一読の価値あります。

辞めない採用、即戦力の育成で儲かる会社になる!


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2008年05月21日

リーダーシップ

最近は読書をする余裕がなく、移動時間などこまぎれの時間に少しずつ読んでいます。

リーダーシップの本ですが、一見、平凡に見えますが、非常に本質的なことが書いてあるなと思います。リーダーに限らず、人として大事なことが書いてあります。

ただ、きっと実体験からの気づきが少ない人は、読んでも意味がないかもしれません。この本に限らず、実体験とそこから生まれる問題意識の伴わない読書は無意味だと思います。
The 21 Indispensable Qualities of a Leader

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2008年04月25日

されど成長

1年前ぐらいに日経新聞に連載されていた「成長を考える」のコラムを編集しなおした本です。

今、現在、日本で起きている変化、危機意識と希望の可能性を整理する上でよくまとまっている本だと思います。個別事例や事象について、もう少し、深く知りたい場合には、自分で研究する必要がありますが。

いまひとつ日本の危機感を実感できていない人には一読をおすすめします。

スローガンも事業ミッションの1つとして、日本の経済成長をいかに実現するか?ということを真面目に考えています。

されど成長


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2007年10月10日

リーダーシップの旅。ちょっと前の本になりますが、薦められて読み始めました。まさにこの本で著者の野田さんがおっしゃっているように、私もリーダーシップに無関心な人間でした。なので、リーダーシップに関する書物を読んだりしたことは少ないですし、書店でもあまり手を伸ばしません。ただこの本はヒットですね。
リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書)


野田智義さんという人、だいぶ前から気になっていましたが、ますます気になります。いつかお会いしてみたいものです。

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2007年07月17日

連休の読書

連休中に、いろいろと本を読みました。連休は休んでいたわけではありませんが、多少ですが心に余裕が生まれますので、読書する気分になれます。今月末には参議院選挙もありますし、政治について改めて振り返ってみようと思い、津本陽の「異形の将軍-田中角栄の生涯」を読み始めました。なぜ田中角栄か?というと、たまたま本屋で手に取っただけですが。。

著者の人物描写の力もあるのでしょうが、改めて田中角栄という人物の個性に惹きよせられます。個人的には、政治家の表舞台に立つ前までの話としての少年期〜20代の生き方に興味があり、新たな発見がいくつかありました。

ちなみに、田中角栄が初めて、自分の事務所を構えたのは、ここ、神田錦町だったようです。大学発祥、日本野球発祥などの地でもある神田錦町という町は、何かを開始するのに良い所なのかもしれません。

異形の将軍―田中角栄の生涯〈上〉 (幻冬舎文庫)


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2007年02月02日

最近の本屋チェック

先日、書いたGoogleの件、元に戻っていた模様です。「スローガン」で検索しても1ページに出るようになりました。ひと安心。

さてさて、最近、めっきり本を読む冊数が減ってしまっていたのですが、仕事の関係上少し本屋でリサーチをしていました。すると、結構読みたい本がたくさんありました。ということで、忘れないようにリンク。少しずつでも読んでいきたい。自分の今の状態は、サラリーマン時代に読んだ読書と仕事から得た教訓と心得のストックを食いつぶしているような状態なので、もっと意識的にインプットを増やしてもいいかもしれないと思っています。

ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない)
ウェブ2.0の梅田さんと並んで玄人筋では有名なお方なので一読してみたい。

H. ミンツバーグ経営論
切れ味鋭いミンツバーグ先生の集大成的な本?なのかな。しっかり読みたい。

MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方
現状の間違ったMBA教育へのアンチテーゼ。やはり鋭い。

ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて
一方で、超優秀な日本人がハーバードMBAで学んだことも興味深く。(著者は私の高校の先輩です(未だ面識なし))

ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法
最近、学生にファシリテーションについて教えることが多くなったので、参考にしたい。


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2007年01月01日

購入本リスト

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2006年03月15日

リーダーシップは習得できる

リーダーシップ入門に適した新刊が出たので早速読んでみました。

ハーバード流リーダーシップ「入門」


リーダーシップとは先天的なものではなく、後天的に身につけることが可能なものであり、外向的であるとかカリスマ性といった人間性とは別物であり、役割として独立したものであると言います。

確かに、もともと向いている限られた人しかリーダーになれないとかいう、リーダーシップに関する誤謬は溢れているように思います。しかし、リーダーシップを習得したいという強い意思と正しい方法論を持ってすれば誰でもリーダーになることはできます。

企業においては高い役職者であっても、リーダーではないケースは多く見られます。監督者という要素やマネジャーという要素が強かったりするからです。つまり、権限のある役職に就いているかどうかは関係なく、リーダーシップを発揮したり、養成する機会は誰でも創れるのです。まずはリーダーシップというそのものに対する正しい知識を身につけることが大切だと気づかせてくれる本です。


yutaslogan at 20:49コメント(1)トラックバック(1)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2006年03月06日

リッツ・カールトンに学ぶ

遅ればせながらだいぶ前に買って放置していたリッツ・カールトンの本を読みました。と言っても、何もホテル業界に関心があるわけではありません。泊まりに行く予定があるわけでもありません(六本木に完成したら是非泊まりたい)。

サービス業、いや全ての業種において学ぶべき企業哲学があると思っています。この本は主にホスピタリティについて書かれています。ということは、日々お客様と接する仕事をしている人にとっては参考にできる点はたくさんあるはずです。

大きなことを言います。私は、教育業界のリッツ・カールトンを目指しています。教育業界というのは、家庭教師業界などに顕著に見られるようにサービス品質のばらつきがひどい業界です。そして、教育に携わる人間も社会人として企業経験がない人間が多いためか、マネジメントの科学の導入が遅れている業界だと思っています。

私はそんな教育業界に経営とサービスの科学を導入して、感動を創造する教育カンパニーを作りたいと思っています。

そんな思いで始めたスクールがこれです。
プライベート・ボーディング・スクール小さな一歩ですが、最高の学びの場を実現すべく突き進みます。

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間


最後に、リッツ・カールトンの創立者の言葉を。
「企業の犯す最大の罪は、従業員にビジョンなき仕事をさせることだ」
ビジョンなき単純作業を10年やって出世した人は、次の世代にも同じことをさせるはずだ。その悪循環を絶つためには、感性が一番鋭い若いうちに創造性を発揮する機会をつくるべきだ。

多くの大企業で陥っている悪循環ですね。経営者として肝に銘じるべき言葉だと思います。

yutaslogan at 23:40コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2006年02月20日

パブリックスピーキング

パブリックスピーキングについて改めて学習中。学習といっても要点はもうこれだけです。

1. 話そうとする内容について知り尽くす。
2. 練習。ひらすら練習。

いろいろとテクニックや意識すべき事柄はありますが、要はこの2点に集約されると思います。どんなに雄弁な演説家も周到な準備と絶え間ない練習によって生まれたと言われています。

まず、そもそも伝えたいことがあるかどうか?が非常に大事で、コミュニケーションのスキルがどうこうとかって話がありますが、一番大事なのは、コンテンツを持つことです。伝えたいもの、そしてそれを伝えたいと強く思う意思です。これがあれば、話し方や態度、レトリックなどのスキルなどたいした問題ではないとさえ言えます。では、その伝えたいことを持つにはどうするか?というと、テーマについて考えることです。自分の頭で考え続ける。そして問題意識をもって、自分の意見をまとめる。これこそが周到な準備ということですね。

さて、なぜ私がこんな話をしているかというと、今度某社の研修講師をやらせてもらうために準備をしているのです。研修講師の経験のない私にとっては、かなり準備と練習が必要です。これは、本業の企業経営とはあまり関係ない仕事なのですが、自分の経験の幅を広げる上でも是非とも取り組みたいと思っています。

準備が足りずに講師として失態を見せると相当な恥さらしになります。恥をかかないために頑張る。なんか学生時代の試験勉強を思い出します。

話し方入門 新装版

カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣


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2006年02月18日

人のご縁

先日、大切な人から薦められた本があるので読んでみました。

人の縁とは本当に大切なものだと思います。会社を経営しはじめて、つぐつぐ大事だと感じています。人の縁にも、所属していたコミュニティに応じて、大きく地縁・学縁・社縁の3つがあると思いますが、そこからさらに、その人たちの紹介で出会う縁があります。現在の私の場合には、学縁、特に高校・大学の縁に非常に助けられています。

しかし、日常の中にも出会いの可能性はたくさん潜んでいると著者は言います。出張の新幹線で隣になった人とは必ず知人になると。新友は親友となり、やがて信友となって心友となる。新しく出会った人もやがて親しくなり、信頼できる友人になって、最終的には心の友にまで発展する可能性があると。なるほど。

著者が実践してきた「人たらし術」の数々のエピソードを公開して、読者に勇気とやる気を与える一冊だと思います。

お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!
お金でなく人のご縁ででっかく生きろ! (2)


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2005年12月05日

リーダーシップと自己犠牲

ローマ人の物語(塩野七生)を読み続けています。

読み物として面白いだけではなく、
はっと思わせる文章がところどころにあり、
人間学というか、人生訓のようなものを感じます。
また、経営にも応用できる要素も多いです。

共和制時代のローマの軍団の強さについて>

「ローマ軍団の総指揮権は常にローマ人が握っていた。
だがそれは、覇者であったからというだけでなく、
他者以上の犠牲をも甘受したがゆえ
ではなかったか、
と思われる。」

リーダーシップと自己犠牲について
改めて考えさせられました。


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リーダーシップと自己犠牲

ローマ人の物語(塩野七生)を読み続けています。

読み物として面白いだけではなく、
はっと思わせる文章がところどころにあり、
人間学というか、人生訓のようなものを感じます。
また、経営にも応用できる要素も多いです。

共和制時代のローマの軍団の強さについて>

「ローマ軍団の総指揮権は常にローマ人が握っていた。
だがそれは、覇者であったからというだけでなく、
他者以上の犠牲をも甘受したがゆえ
ではなかったか、
と思われる。」

リーダーシップと自己犠牲について
改めて考えさせられました。


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2005年11月06日

ローマ人の物語

前々から読もうと思っていた塩野七生のローマ人の物語
読み始めました。

私は高校時代は理系で、社会科は日本史と地理を選択したため、
世界史は詳しくないのです。
特に、中国や古代ローマの人名が覚えにくくて嫌いでした(笑)。
今となっては、暗記する必要もなく、純粋に歴史の大きな流れとして
学ぶことができるので、楽しく感じますが。

このローマ人の物語はよく経営者の方々も読まれている本です。
なぜローマがあれほどまで繁栄できたのか?そしてなぜ衰退したのか?
その違いをもたらす違いは何か?という素朴な疑問は、
会社経営をする上での業績の違いを生む要因を考えることと
共通するものがあるからだと思っています。

純粋に読み物として面白く、読み始めてあっという間に5冊目です。
既刊の文庫だけで20冊以上あるし、長丁場で楽しめるのも魅力です。



ローマ人の物語 (3)


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ローマ人の物語

前々から読もうと思っていた塩野七生のローマ人の物語
読み始めました。

私は高校時代は理系で、社会科は日本史と地理を選択したため、
世界史は詳しくないのです。
特に、中国や古代ローマの人名が覚えにくくて嫌いでした(笑)。
今となっては、暗記する必要もなく、純粋に歴史の大きな流れとして
学ぶことができるので、楽しく感じますが。

このローマ人の物語はよく経営者の方々も読まれている本です。
なぜローマがあれほどまで繁栄できたのか?そしてなぜ衰退したのか?
その違いをもたらす違いは何か?という素朴な疑問は、
会社経営をする上での業績の違いを生む要因を考えることと
共通するものがあるからだと思っています。

純粋に読み物として面白く、読み始めてあっという間に5冊目です。
既刊の文庫だけで20冊以上あるし、長丁場で楽しめるのも魅力です。



ローマ人の物語 (3)


yutaslogan at 07:53コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn