起業・経営
2011年01月22日
創業準備またはうっかり起業しちゃった人たち向けまとめエントリー
最近、学生時代から知っている若い社会人の方々から起業の相談や報告を受けることも多くなりました。GOOD FINDはアントレプレナーやベンチャースピリットのあるビジネスリーダーを輩出するプラットフォームでありたいとの想いがあるので、少しずつ将来イメージしている構想の一部が実現しつつあるかなと思っています。
昔に比べて、起業が身近になった、起業しやすくなったという部分はあるかもしれませんが、相変わらず起業周りの知識(起業リテラシーのようなもの)は、少なくて、いろいろと誤解や思いこみ、無知に満ちた世界だと思っています。私自身、起業当時の自分は相当に無知で世間知らずであったと振り返ることができますし、さまざまな点で、勘違いがありました。
ということで、起業を考えている、起業しようとしている、うっかり起業しちゃった(笑)人たちのためのまとめエントリーをつくっておこうと思います。
※私自身は起業家として全く成功していませんが、5年やってなんとか通期黒字にできた経験とこれまで数百人の起業家の方々とお会いしてお話を聞いてきた経験から少しでも参考になる情報まとめになればと思います。
▼ブックマークするとよいサイトたち
ネット系、テクノロジー系を中心になりますが、事業の潮流やトレンドなどをつかむ上でウォッチしておくと良いかもしれないサイトを挙げておきます。
特に、CrunchBaseを使えば、KPCBやSequoiaやAccel Partnersなどトップクラスのベンチャーキャピタルがどこに投資をしているのか?あるいは、Twitterやfacebookやfoursquareなどの初期(エンジェルラウンド)のエンジェル投資家が誰で、その彼らが今はどこの無名のスタートアップに投資しているのかも全部見ることができます。Ron Conwayなど世界的なエンジェル投資家がどこにいくら投資しているのかも見れちゃいます。
海外の競合サービスを調べる際にも、Competitor欄を見れば、類似サービスがどの程度あって、どういうサービスが他にあるかも見ることができます。
CrunchBase
TechCrunch(Japan)
TechWave
Mashable
▼活用すると良い資料たち
ブレークスルーパートナーズの赤羽雄二さんの資料は必読です。ブレークスルーパトナーズのサイトから無償でダウンロードできるのでまだの方は是非。
「総務省 事業計画作成とベンチャー経営の手引き」「ベンチャー失敗事例と成功への方策」「投資家への効果的説明のしかた」など読み応えたっぷりのバイブル資料たちです。
資料ダウンロード一覧のページ
ちなみに、定期的にGOOD FINDでは、赤羽さんに「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件」と題して、質疑応答たっぷりのセミナーを開催しています。学生の皆さんはこちらも是非。
他には、自分が事業を立ち上げようと思っている分野の上場ベンチャー企業のIRサイトで決算説明会資料のPDFをダウンロードして読みまくるのも良いと思います。ネットサービス・モバイルであればDeNAやGREE、サイバーエージェントなどのIRを見たり、新興上場系のもう少しマイナーなところのIR資料も探すと良いと思います。
▼読むとよい本たち
愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
ベンチャーをやる上での心構えをまとめてくれています。素晴らしい本です。起業前から起業後10年間ぐらい重宝しそうな本です。
完全網羅 起業成功マニュアル
邦題タイトルがダサいのですが、原題は、The art of the start。こちらも大事なことがたくさん書いてあります。
バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
最近の本ですが、スケール大きく知識集約型のビジネスをやるワクワク感とスケール感を感じて事業欲を高めるのに良い本です。
起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
起業まわりのリテラシー向上に貢献する本です。お金がネックだと言い訳に起業に躊躇している人は是非読んでほしいです。
入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識
学生起業で企業売却を経験し、大企業を経て再度起業し上場を果たした水永さんの本。事業家が書いたリアル感あるベンチャー向けファイナンス本。
▼相談に行くとよい人たち
よく、創業前後でベンチャーキャピタルの人たちとコンタクトして話をしようとする人たちがいますが、これは無駄に終わることが多いです。大手VCの人たちと会っても無駄なので他の時間に使いましょう。もちろん、個人レベルで素晴らしい人もいる可能性あるので例外はあります。スタートアップ時点で投資をしたりハンズオンでしっかり事業を一緒に創ることができる人たちとお話すると良いと思います。
日本においてスタートアップやどアーリー状態で、支援してくれたり、エンジェル投資してくれる人たちは本当に限られます。私が知る限りは以下の人たちです。
Open Network Lab
インキュベイトファンド
サムライインキュベート
PE&HR
小規模、個人で活動するインキュベータ(ベンチャーの社外役員や顧問などに名前のある人たち)
Exitした起業家などベンチャー経営陣
アーリーステージの起業家
外資コンサルや外資投資銀行などはネームバリューがあるのですが、コンサルも金融も起業家のスタートアップフェーズでは役に立たない経験なので、その辺の人たちやその辺の出身者には相談してもあまり意味がないと思います(実感値)。やはり、自ら事業家として会社を大きくするプロセスを経営幹部として経験したことがある方のお話を聞くと良いと思います。
私の場合は、起業前にPE&HRさんに相談し、それ以来のお付き合いで、お世話になっていますし、創業1年目にExit経験のある事業家と知り合い、パートナーになっていただきました。今でもベンチャー経営の経験値において大変助けてもらっています。また、自分と同世代のクライアント企業の社長からも、いろいろと教えてもらいました。感謝です。
個人のインキュベータやExit後の起業家などは、なかなか出会う機会がないと思いますが、ツイッターなどで自力でコネクションをつくることも可能ですので、参考までに下記ツイッターリストも参照ください。
▼フォローするとよいツイッターアカウント
インキュベータやキャピタリスト関係者などスタートアップを応援してくれそうな人たちを中心にリストにしました(随時、更新していきます)
http://twitter.com/#!/yutaslogan/incubation
▼最後に
弊社(スローガン株式会社)もベンチャーヒューマンキャピタル事業からスタートし、今後はインキュベーションカンパニーになっていくビジョンを掲げています。GOOD FINDの卒業生で起業相談に来ていただいた際には、GOODFINDの卒業生ネットワーク内での創業チームの組成支援や、インターン学生の紹介、事業パートナーとなりそうな会社や起業家の紹介などを無償で支援しています。創業準備中の方はお気軽に、メールください。
昔に比べて、起業が身近になった、起業しやすくなったという部分はあるかもしれませんが、相変わらず起業周りの知識(起業リテラシーのようなもの)は、少なくて、いろいろと誤解や思いこみ、無知に満ちた世界だと思っています。私自身、起業当時の自分は相当に無知で世間知らずであったと振り返ることができますし、さまざまな点で、勘違いがありました。
ということで、起業を考えている、起業しようとしている、うっかり起業しちゃった(笑)人たちのためのまとめエントリーをつくっておこうと思います。
※私自身は起業家として全く成功していませんが、5年やってなんとか通期黒字にできた経験とこれまで数百人の起業家の方々とお会いしてお話を聞いてきた経験から少しでも参考になる情報まとめになればと思います。
▼ブックマークするとよいサイトたち
ネット系、テクノロジー系を中心になりますが、事業の潮流やトレンドなどをつかむ上でウォッチしておくと良いかもしれないサイトを挙げておきます。
特に、CrunchBaseを使えば、KPCBやSequoiaやAccel Partnersなどトップクラスのベンチャーキャピタルがどこに投資をしているのか?あるいは、Twitterやfacebookやfoursquareなどの初期(エンジェルラウンド)のエンジェル投資家が誰で、その彼らが今はどこの無名のスタートアップに投資しているのかも全部見ることができます。Ron Conwayなど世界的なエンジェル投資家がどこにいくら投資しているのかも見れちゃいます。
海外の競合サービスを調べる際にも、Competitor欄を見れば、類似サービスがどの程度あって、どういうサービスが他にあるかも見ることができます。
CrunchBase
TechCrunch(Japan)
TechWave
Mashable
▼活用すると良い資料たち
ブレークスルーパートナーズの赤羽雄二さんの資料は必読です。ブレークスルーパトナーズのサイトから無償でダウンロードできるのでまだの方は是非。
「総務省 事業計画作成とベンチャー経営の手引き」「ベンチャー失敗事例と成功への方策」「投資家への効果的説明のしかた」など読み応えたっぷりのバイブル資料たちです。
資料ダウンロード一覧のページ
ちなみに、定期的にGOOD FINDでは、赤羽さんに「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件」と題して、質疑応答たっぷりのセミナーを開催しています。学生の皆さんはこちらも是非。
他には、自分が事業を立ち上げようと思っている分野の上場ベンチャー企業のIRサイトで決算説明会資料のPDFをダウンロードして読みまくるのも良いと思います。ネットサービス・モバイルであればDeNAやGREE、サイバーエージェントなどのIRを見たり、新興上場系のもう少しマイナーなところのIR資料も探すと良いと思います。
▼読むとよい本たち
愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
ベンチャーをやる上での心構えをまとめてくれています。素晴らしい本です。起業前から起業後10年間ぐらい重宝しそうな本です。
完全網羅 起業成功マニュアル
邦題タイトルがダサいのですが、原題は、The art of the start。こちらも大事なことがたくさん書いてあります。
バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
最近の本ですが、スケール大きく知識集約型のビジネスをやるワクワク感とスケール感を感じて事業欲を高めるのに良い本です。
起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
起業まわりのリテラシー向上に貢献する本です。お金がネックだと言い訳に起業に躊躇している人は是非読んでほしいです。
入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識
学生起業で企業売却を経験し、大企業を経て再度起業し上場を果たした水永さんの本。事業家が書いたリアル感あるベンチャー向けファイナンス本。
▼相談に行くとよい人たち
よく、創業前後でベンチャーキャピタルの人たちとコンタクトして話をしようとする人たちがいますが、これは無駄に終わることが多いです。大手VCの人たちと会っても無駄なので他の時間に使いましょう。もちろん、個人レベルで素晴らしい人もいる可能性あるので例外はあります。スタートアップ時点で投資をしたりハンズオンでしっかり事業を一緒に創ることができる人たちとお話すると良いと思います。
日本においてスタートアップやどアーリー状態で、支援してくれたり、エンジェル投資してくれる人たちは本当に限られます。私が知る限りは以下の人たちです。
Open Network Lab
インキュベイトファンド
サムライインキュベート
PE&HR
小規模、個人で活動するインキュベータ(ベンチャーの社外役員や顧問などに名前のある人たち)
Exitした起業家などベンチャー経営陣
アーリーステージの起業家
外資コンサルや外資投資銀行などはネームバリューがあるのですが、コンサルも金融も起業家のスタートアップフェーズでは役に立たない経験なので、その辺の人たちやその辺の出身者には相談してもあまり意味がないと思います(実感値)。やはり、自ら事業家として会社を大きくするプロセスを経営幹部として経験したことがある方のお話を聞くと良いと思います。
私の場合は、起業前にPE&HRさんに相談し、それ以来のお付き合いで、お世話になっていますし、創業1年目にExit経験のある事業家と知り合い、パートナーになっていただきました。今でもベンチャー経営の経験値において大変助けてもらっています。また、自分と同世代のクライアント企業の社長からも、いろいろと教えてもらいました。感謝です。
個人のインキュベータやExit後の起業家などは、なかなか出会う機会がないと思いますが、ツイッターなどで自力でコネクションをつくることも可能ですので、参考までに下記ツイッターリストも参照ください。
▼フォローするとよいツイッターアカウント
インキュベータやキャピタリスト関係者などスタートアップを応援してくれそうな人たちを中心にリストにしました(随時、更新していきます)
http://twitter.com/#!/yutaslogan/incubation
▼最後に
弊社(スローガン株式会社)もベンチャーヒューマンキャピタル事業からスタートし、今後はインキュベーションカンパニーになっていくビジョンを掲げています。GOOD FINDの卒業生で起業相談に来ていただいた際には、GOODFINDの卒業生ネットワーク内での創業チームの組成支援や、インターン学生の紹介、事業パートナーとなりそうな会社や起業家の紹介などを無償で支援しています。創業準備中の方はお気軽に、メールください。
2010年07月27日
「なくてはならない」会社でなくてはならないのか?
「なくてはならない会社を目指す」とか「なくてはならない商品・サービスをつくる」とかって聞くと正直、違和感があります。
※特定の何かを想定して言っているわけではなく、今までの経験上感じていたことですので、あしからず。
「なくてはならない」というのは、顧客にとって不可欠であるという意味で、とても素晴らしい価値を提供しているものだという前提があるのでしょうが、本当に顧客視点に立っていたら、自分たち(顧客)にとって不可欠なものが増えるとどう感じるでしょうか?と考えてみるとその違和感の正体がわかります。
自分たちが顧客だとして、不可欠に感じるサービスや商品があるとします。しかし、不可欠であるということは、なくなると困る、代替品がないということでもあり、不自由でもあるわけです。そうした不自由をお客様に強いてしまうサービスはどうなのだろうか?と思うわけです。
もちろん、競争戦略上の論点で、不可欠な提供価値を見出すべし、というのはわかるのですが、それをお客様にも見える形で押し出して「なくてはならない存在」をうたうのは、ちょっと違和感があるというお話です。
「なくてはならない商品・サービスを!」という発想は、一見して顧客志向な言葉のようでありながら、実は、とても自分たち都合な言葉であって、お客様都合の考え方ではないのではないかと。
私の考えでは、
そのサービスがなくても、他のサービスでもまあ何とかなるんだけど、やっぱりこのサービス・商品を使う方が圧倒的に良いんだよねと思ってもらえるようなもの。それがぐらいが良い塩梅ではないかと思っています。
例えば、
某大手就職ナビサイトなんかは企業や学生にとって「なくてはならない存在」かもしれませんが、企業も学生も喜んで使っている人は少ないかもしれません。その点、皮肉も込めて言うと、ビジネスとしては、とても優れていると思います。顧客もユーザも喜んで使っていないのに、使わざるを得ない状況を作り出し、毎年毎年使い続けさせるわけですから。顧客もユーザも喜んでいないけど、使わざるを得ない状態。極端に言うと、サービス提供主だけがハッピーなモデルも存在し得るわけです(もちろん、顧客、ユーザの中にも喜んでいる人はいると思いますが。いやいや使っている人も多いのも事実なので)
こんなことを考えながら、自分たちの目指すサービスのあり方、立ち位置、顧客への提供価値というものを深く考えています。まだ、答えは出ませんが、顧客もユーザも喜んでくれて、スローガンが存在して良かったと言っていただけるサービスをつくり続けたいと思います。
※特定の何かを想定して言っているわけではなく、今までの経験上感じていたことですので、あしからず。
「なくてはならない」というのは、顧客にとって不可欠であるという意味で、とても素晴らしい価値を提供しているものだという前提があるのでしょうが、本当に顧客視点に立っていたら、自分たち(顧客)にとって不可欠なものが増えるとどう感じるでしょうか?と考えてみるとその違和感の正体がわかります。
自分たちが顧客だとして、不可欠に感じるサービスや商品があるとします。しかし、不可欠であるということは、なくなると困る、代替品がないということでもあり、不自由でもあるわけです。そうした不自由をお客様に強いてしまうサービスはどうなのだろうか?と思うわけです。
もちろん、競争戦略上の論点で、不可欠な提供価値を見出すべし、というのはわかるのですが、それをお客様にも見える形で押し出して「なくてはならない存在」をうたうのは、ちょっと違和感があるというお話です。
「なくてはならない商品・サービスを!」という発想は、一見して顧客志向な言葉のようでありながら、実は、とても自分たち都合な言葉であって、お客様都合の考え方ではないのではないかと。
私の考えでは、
そのサービスがなくても、他のサービスでもまあ何とかなるんだけど、やっぱりこのサービス・商品を使う方が圧倒的に良いんだよねと思ってもらえるようなもの。それがぐらいが良い塩梅ではないかと思っています。
例えば、
某大手就職ナビサイトなんかは企業や学生にとって「なくてはならない存在」かもしれませんが、企業も学生も喜んで使っている人は少ないかもしれません。その点、皮肉も込めて言うと、ビジネスとしては、とても優れていると思います。顧客もユーザも喜んで使っていないのに、使わざるを得ない状況を作り出し、毎年毎年使い続けさせるわけですから。顧客もユーザも喜んでいないけど、使わざるを得ない状態。極端に言うと、サービス提供主だけがハッピーなモデルも存在し得るわけです(もちろん、顧客、ユーザの中にも喜んでいる人はいると思いますが。いやいや使っている人も多いのも事実なので)
こんなことを考えながら、自分たちの目指すサービスのあり方、立ち位置、顧客への提供価値というものを深く考えています。まだ、答えは出ませんが、顧客もユーザも喜んでくれて、スローガンが存在して良かったと言っていただけるサービスをつくり続けたいと思います。
2010年02月18日
理想的なスタートアップのキャリアパス
面白いブログ記事を見つけたので紹介したいと思います。
Chris Dixonさんのブログです。
プロフィールを見ると、このお人はどうやら、
・個人投資家としてスタートアップやアーリーベンチャーに関わる
・McAfee社に売却したSiteAdvisorの共同創業者CEOだった
・他にもウェブアプリケーションのスタートアップを大手に売却
・ヘッジファンドやベンチャーキャピタルに勤務していた
・ベンチャーキャピタルではSkypeの初期投資を手がけた
・ハーバードビジネススクールのMBA、コロンビア大学卒
のすごい人です。現在は、flickrの創業者とともに、集合知による意思決定支援サイトHunchの共同創業者となっているようです。
さて、何が面白いかというと、「The ideal startup career path」という記事です。つまり「理想的なスタートアップのキャリアパス」についてです。
その中で、次のような文章があります。
スタートアップ(創業段階のベンチャー企業)で経験することが、将来的に、自分でスタートアップを始める(起業する)のにつながる、というお話。
さらに、将来起業したいなら、スタートアップ以外の会社で働く経験はほとんど無駄だと言っています。
大企業とかコンサルとか経験してから起業しようと考えている人が多いように思いますが、これは間違いだと。唯一の例外は、ベンチャーキャピタル。でも、それもあんまり長くいない方が良いという感じ。
これもとても良いメッセージです。
スタートアップの世界で頑張っている方が、大企業で働くよりも、よっぽど雇用の安定を得られる。
要は、ちゃんと頑張っていれば、見る人が見ているため、いくらでも声がかかる。1社つぶれようが、また次の会社がすぐに見つかるし、優れた創業者や経営陣とのリレーションも濃く築けることが、将来的に自分が経営者になるときの財産になるのだというお話。
一般的には、大企業で働く方が人脈を作れると思っている人が多いように思いますが、実際に、起業家のメンターであり、資金的な支援者ともなりうる、濃い人脈は、大企業よりもスタートアップの方が得られるのは間違いないですね。(大企業でも幹部クラスになれば別でしょうが、それは20-30年かかります)
もっと読まれても良い文章だと思ったのですが、少し調べたら、日本語訳しているのも発見できなかったので、拙い翻訳ですが、日本語にしてみました。
ご興味ある方は、ぜひ、リンク先の全文をご一読ください。
p.s.
上記、文章を読んで、なぜそうなのか?という辺りをもっと知りたい方は、学生であれば、GOOD FINDの「起業家・経営者を目指す人のためのファーストキャリアはどうあるべきか?セミナー」にて説明できますのでお越しください。
私自身の大企業での経験とスタートアップでの経験、そして、多くの先輩経営者、起業家からヒアリングした結果や、日本のスタートアップベンチャーを独自に調べた結果、上記とほぼ同じメッセージを論理的に説明できる自信があります。
Chris Dixonさんのブログです。
プロフィールを見ると、このお人はどうやら、
・個人投資家としてスタートアップやアーリーベンチャーに関わる
・McAfee社に売却したSiteAdvisorの共同創業者CEOだった
・他にもウェブアプリケーションのスタートアップを大手に売却
・ヘッジファンドやベンチャーキャピタルに勤務していた
・ベンチャーキャピタルではSkypeの初期投資を手がけた
・ハーバードビジネススクールのMBA、コロンビア大学卒
のすごい人です。現在は、flickrの創業者とともに、集合知による意思決定支援サイトHunchの共同創業者となっているようです。
さて、何が面白いかというと、「The ideal startup career path」という記事です。つまり「理想的なスタートアップのキャリアパス」についてです。
その中で、次のような文章があります。
you shouldn’t think of joining a startup as just joining a company. You should think of it as joining the startup career path. This career path could mean starting a company as your first job. It could also mean working at a few startups and then starting a company.
(In my view, if your goal is to start a company, it is mostly a waste of time to work anywhere but a startup ? with the possible exception of a short stint in venture capital).
スタートアップに入るなら、1つの会社に入ると考えてはいけません。スタートアップのキャリアパスに入るのだと考えるべきです。このキャリアパスは、すぐに自分の会社をスタートする形で始まることもありえるし、あるいは、いくつかのスタートアップで働く経験を経て、スタートアップを自分で始めることだってありえる。
(私の考えでは、起業したいのであれば、スタートアップ以外の会社で働くことは殆ど時間の無駄だ。例外的な可能性がありうるとすれば、短期間だけベンチャーキャピタルで働くのは悪くないかもしれないが)
スタートアップ(創業段階のベンチャー企業)で経験することが、将来的に、自分でスタートアップを始める(起業する)のにつながる、というお話。
さらに、将来起業したいなら、スタートアップ以外の会社で働く経験はほとんど無駄だと言っています。
大企業とかコンサルとか経験してから起業しようと考えている人が多いように思いますが、これは間違いだと。唯一の例外は、ベンチャーキャピタル。でも、それもあんまり長くいない方が良いという感じ。
Maybe you will make some money working at a startup, but more importantly you will hopefully work for founders and managers who are smart and willing to mentor you and eventually fund or help you fund your startup.
The startup world is extremely small. If you’re smart, work really hard, and act with integrity, people will notice. Contrary to popular wisdom, you will actually have more job stability than working at a big company. And hopefully you’ll go on to start your own company, gain independence, and then help others do the same.
たぶん、スタートアップで働くことでお金をいくらか稼ぐかもしれないが、それ以上に重要なことは、将来、あなたに助言してくれたり、出資したりして助けてくれる優れた創業者や経営幹部の人たちと働くことになることだ。
スタートアップの世界はとても狭い。あなたがもし、賢くて、一生懸命働いて、誠実に行動してさえいれば、誰かが見ているものです。一般的には、大企業で働いた方が雇用の安定を得られると思われているけど、逆で、スタートアップで頑張る方が、大企業で働くよりも、雇用の安定を得られます。そして、うまくいけば、自分の会社を起業することになるだろうし、独立した地位を築くだろうし、いずれ、後進の起業家予備軍を助けることもできるようになるだろう。
これもとても良いメッセージです。
スタートアップの世界で頑張っている方が、大企業で働くよりも、よっぽど雇用の安定を得られる。
要は、ちゃんと頑張っていれば、見る人が見ているため、いくらでも声がかかる。1社つぶれようが、また次の会社がすぐに見つかるし、優れた創業者や経営陣とのリレーションも濃く築けることが、将来的に自分が経営者になるときの財産になるのだというお話。
一般的には、大企業で働く方が人脈を作れると思っている人が多いように思いますが、実際に、起業家のメンターであり、資金的な支援者ともなりうる、濃い人脈は、大企業よりもスタートアップの方が得られるのは間違いないですね。(大企業でも幹部クラスになれば別でしょうが、それは20-30年かかります)
もっと読まれても良い文章だと思ったのですが、少し調べたら、日本語訳しているのも発見できなかったので、拙い翻訳ですが、日本語にしてみました。
ご興味ある方は、ぜひ、リンク先の全文をご一読ください。
p.s.
上記、文章を読んで、なぜそうなのか?という辺りをもっと知りたい方は、学生であれば、GOOD FINDの「起業家・経営者を目指す人のためのファーストキャリアはどうあるべきか?セミナー」にて説明できますのでお越しください。
私自身の大企業での経験とスタートアップでの経験、そして、多くの先輩経営者、起業家からヒアリングした結果や、日本のスタートアップベンチャーを独自に調べた結果、上記とほぼ同じメッセージを論理的に説明できる自信があります。
2009年07月23日
未来のビジネスリーダーへ
最近は、弊社運営サイトである GOOD FINDも立派になりまして(笑)、すごい方々の講演が次々とスタンバっております。「未来のビジネスリーダーとなる大学生・大学院生のためのプラットフォーム」と今年の5月からコピーを改訂しましたが、その名に恥じぬコンテンツになりつつあるかと思っています。
8/3(月) CDIの石井光太郎代表パートナーのセミナー
なんと35名程度の少人数でインタラクティブに自由に語っていただきます。当日のファシリテートは私です。ちゃんと引き出せるよう頑張ります。
8/6(木) スター・マイカの水永政志社長のセミナー
三井物産、BCG、ゴールドマン・サックス、ベンチャー起業→上場へ。こんなすさまじい経歴の方がいるのかと驚かれると思いますが、水永社長にもなんと30名程度の少人数でインタラクティブなセミナーをやっていただけることになりました。ただでさえアポイントを取るのが難しい社長さんに来ていただけるなんて感激です。個人的に著書「入門ベンチャーファイナンス」を拝読していたこともあり、感慨ひとしお状態です。
8/7(金) イデアインターナショナルの橋本雅治社長セミナー
途上国支援や障害者雇用といった社会問題をビジネスで解決する、ソーシャルアントレプレナーでありながら、上場ベンチャーとして成長させている素晴らしい経営者です。こちらも30名規模の少人数制での開催を引き受けていただきました。
こんなに贅沢な学生向け講演/セミナーが聞けるプラットフォームにGOOD FINDが成長してくれてうれしく思います。ご協力いただける経営者の皆さまはもちろん、スタッフの皆にも感謝です。
8/3(月) CDIの石井光太郎代表パートナーのセミナー
なんと35名程度の少人数でインタラクティブに自由に語っていただきます。当日のファシリテートは私です。ちゃんと引き出せるよう頑張ります。
8/6(木) スター・マイカの水永政志社長のセミナー
三井物産、BCG、ゴールドマン・サックス、ベンチャー起業→上場へ。こんなすさまじい経歴の方がいるのかと驚かれると思いますが、水永社長にもなんと30名程度の少人数でインタラクティブなセミナーをやっていただけることになりました。ただでさえアポイントを取るのが難しい社長さんに来ていただけるなんて感激です。個人的に著書「入門ベンチャーファイナンス」を拝読していたこともあり、感慨ひとしお状態です。
8/7(金) イデアインターナショナルの橋本雅治社長セミナー
途上国支援や障害者雇用といった社会問題をビジネスで解決する、ソーシャルアントレプレナーでありながら、上場ベンチャーとして成長させている素晴らしい経営者です。こちらも30名規模の少人数制での開催を引き受けていただきました。
こんなに贅沢な学生向け講演/セミナーが聞けるプラットフォームにGOOD FINDが成長してくれてうれしく思います。ご協力いただける経営者の皆さまはもちろん、スタッフの皆にも感謝です。
2009年07月21日
マネジャー合宿
3連休は、葉山の湘南国際村にこもってマネジャー合宿をおこないました。ちなみに、この地での開催は2回目です。昨年の7月のこの時期です。
毎年同じ時期に同じようなメンバーで同じ場所を訪れるのは、なかなか良いものですね。来年以降も恒例行事にしようと思っています。
葉山とか湘南とかいうと海を連想されると思いますが、完全に山です。逗子駅からバスまたはタクシーで海水浴客とは逆方向に、ひたすら山を登ります。企業研修等で使用される会議室と宿泊施設とが一体化した施設で、食事もその中で済ますので、本当にこもりきりな感じです。
お値段もリーズナブルなので、是非、ベンチャー企業の皆さんにはおすすめです。幹部合宿等オフサイトミーティングで使われてはいかがでしょうか?
今回は、4期目の第3四半期を終えて、第4四半期のラストスパートと、10月から始まる5期の計画および中長期のビジョンや数字を共有するための合宿でした。
3ヶ月に1度は、マネジャーが集まって中長期のことを話しあう場を作っていこうと思っておりますが、前回は5月のGWの土曜日1日でした。
次回は10月の3連休ぐらいかなと思っています。今期の決算数字次第で場所が決まりそうです。頑張ります。
毎年同じ時期に同じようなメンバーで同じ場所を訪れるのは、なかなか良いものですね。来年以降も恒例行事にしようと思っています。
葉山とか湘南とかいうと海を連想されると思いますが、完全に山です。逗子駅からバスまたはタクシーで海水浴客とは逆方向に、ひたすら山を登ります。企業研修等で使用される会議室と宿泊施設とが一体化した施設で、食事もその中で済ますので、本当にこもりきりな感じです。
お値段もリーズナブルなので、是非、ベンチャー企業の皆さんにはおすすめです。幹部合宿等オフサイトミーティングで使われてはいかがでしょうか?
今回は、4期目の第3四半期を終えて、第4四半期のラストスパートと、10月から始まる5期の計画および中長期のビジョンや数字を共有するための合宿でした。
3ヶ月に1度は、マネジャーが集まって中長期のことを話しあう場を作っていこうと思っておりますが、前回は5月のGWの土曜日1日でした。
次回は10月の3連休ぐらいかなと思っています。今期の決算数字次第で場所が決まりそうです。頑張ります。
2009年07月08日
ビジネスプラン構築セミナー
PE&HRさんと一緒に取り組んでいる新卒起業(学生向け起業支援プログラム)の中で、ビジネスプラン構築に関するセミナーを開催しています。
今週土曜日は最終回となります。ゲストとして、ジョブエンジンを作ったプラス・ニューの植田社長にも来ていただけることになりました。
とても楽しみなセミナーです。
___________________________________________________
◆[2009.7.11(土) 13:30〜15:30] 少人数制
ビジネスプラン構築の要諦・セミナー
第一線で活躍するベンチャーキャピタリストが、
ビジネスプラン構築の要諦を語る講習会
最終回は、実績のある現役起業家が登場します。
http://www.goodfind.jp/2011/seminar/entre.html
(2011サイトに出ていますが、2010年卒も参加できます)
___________________________________________________
ビジョン策定、マーケット環境、ビジネスモデル構築とその展開、経営資源・・・
ビジネスプラン(事業計画)の構築にあたって、アイデア・企画があるだけでは十分とは言えません。事業のビジョン策定から、マーケット環境の調査・分析、収益性の検討や将来性、経営資源の確保と分配など、抜け漏れなく、実際のプランまで落とし込むプロセスが必要不可欠です。これらビジネスプラン構築の際のポイントをレクチャーします。
ゲストスピーカーは、プラス・ニューの植田社長。
植田氏はエンジニアとしての卓越した能力と、技術を事業に変えるマーケティングセンスを生かして、2度の起業を経験しています。
最初の起業では、一夜にして数万件の求人情報が集まるロボット検索型の革新的な求人情報サイト「ジョブエンジン」を創り、短期間で急成長を実現。東証マザーズに上場するディップ株式会社に事業を売却し、十数億円の事業規模に発展させる。
2度目は、株式会社プラス・ニューを設立、Webに感情の世界を構築するという理念で、写真、字幕、BGMを素材に、誰もが自動的に「ムービー」を作ることができるオリジナル動画のCGM「ストーリーズ」を立ち上げる。メディア力の拡大と共に技術を生かした関連サービスを展開している。
___________________________________________________
≪お申込みはこちらから≫
http://www.goodfind.jp/2011/seminar/entre.html
今週土曜日は最終回となります。ゲストとして、ジョブエンジンを作ったプラス・ニューの植田社長にも来ていただけることになりました。
とても楽しみなセミナーです。
___________________________________________________
◆[2009.7.11(土) 13:30〜15:30] 少人数制
ビジネスプラン構築の要諦・セミナー
第一線で活躍するベンチャーキャピタリストが、
ビジネスプラン構築の要諦を語る講習会
最終回は、実績のある現役起業家が登場します。
http://www.goodfind.jp/2011/seminar/entre.html
(2011サイトに出ていますが、2010年卒も参加できます)
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ビジョン策定、マーケット環境、ビジネスモデル構築とその展開、経営資源・・・
ビジネスプラン(事業計画)の構築にあたって、アイデア・企画があるだけでは十分とは言えません。事業のビジョン策定から、マーケット環境の調査・分析、収益性の検討や将来性、経営資源の確保と分配など、抜け漏れなく、実際のプランまで落とし込むプロセスが必要不可欠です。これらビジネスプラン構築の際のポイントをレクチャーします。
ゲストスピーカーは、プラス・ニューの植田社長。
植田氏はエンジニアとしての卓越した能力と、技術を事業に変えるマーケティングセンスを生かして、2度の起業を経験しています。
最初の起業では、一夜にして数万件の求人情報が集まるロボット検索型の革新的な求人情報サイト「ジョブエンジン」を創り、短期間で急成長を実現。東証マザーズに上場するディップ株式会社に事業を売却し、十数億円の事業規模に発展させる。
2度目は、株式会社プラス・ニューを設立、Webに感情の世界を構築するという理念で、写真、字幕、BGMを素材に、誰もが自動的に「ムービー」を作ることができるオリジナル動画のCGM「ストーリーズ」を立ち上げる。メディア力の拡大と共に技術を生かした関連サービスを展開している。
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≪お申込みはこちらから≫
http://www.goodfind.jp/2011/seminar/entre.html
2009年06月15日
コンサルティングファーム・インターン
コンサルティングファームにてインターンの募集があります。
今年は、マッキンゼーやボスコンも夏のインターンはやらないようですが、一般公募はせずに、GOOD FIND限定で学生を集めて小規模なインターンプログラムを実施するファームがあります。一般公募はしないので社名は非公開となっておりますが、こちらで説明会とプレ選考会をやっているので、興味のある2011年卒予定の学生の皆さんはご応募ください。
コンサルティングファーム・インターン2011年卒向け
大規模化してしまったコンサルティングファームではなく、小規模でしっかりとクライアントの事業変革や新規事業といったところに特化してコンサルティングをしている会社ですので、私どもとしても応援している会社です。
今年は、マッキンゼーやボスコンも夏のインターンはやらないようですが、一般公募はせずに、GOOD FIND限定で学生を集めて小規模なインターンプログラムを実施するファームがあります。一般公募はしないので社名は非公開となっておりますが、こちらで説明会とプレ選考会をやっているので、興味のある2011年卒予定の学生の皆さんはご応募ください。
コンサルティングファーム・インターン2011年卒向け
大規模化してしまったコンサルティングファームではなく、小規模でしっかりとクライアントの事業変革や新規事業といったところに特化してコンサルティングをしている会社ですので、私どもとしても応援している会社です。
2009年06月10日
OBOGガイドブック4号
当社で発行しているOBOGガイドブックも第4号を発行することができた。来週から配布される予定です。
今回は、過去最大の3万部配布、ページ数も80ページのボリュームということでかなり大きなチャレンジでした。
営業、制作、デザイナーチームの見事なチームワークで目標を上回る結果を出せました。まだまだ反省点や改善できる点があるので楽しみではありますが、メディアとしての存在感を増すための大きな一歩ではないかと自負しております。
印刷会社様から聞いた話によると、80ページ、3万部の冊子は全部で、自動販売機20個分の容量をとるらしいとのことで、今からそわそわしております。ただでさえ狭いオフィスがさらに狭くなりそうです。
今回、巻頭インタビューでは、SBIホールディングスの北尾様、NPO法人ISLの野田様、そして、ネクストの井上様に登場いただきまして、それぞれ、社会的意義やリーダーシップなどについて語っていただいており、他では読めないような、大変読み応えのある内容となっています。
おまけにOBOGインタビューも20名近くの方々に出ていただき、こちらも一つひとつがとても読み応えのある、永久保存版だと思います。
前回好評だったブックリストもさらにパワーアップし、渾身の50冊をセレクトしております。
ついついテンションがあがってしまって、少し宣伝ちっくになりましたが(笑)、フリーペーパーなのでもちろん無料配布ですので、是非、お手にとって、学生の皆さんは友達や後輩にも渡してあげてください。
ちょっとだけかもしれませんが、本当に日本を良い方向に変えることができるメディアだと思っています。
今回は、過去最大の3万部配布、ページ数も80ページのボリュームということでかなり大きなチャレンジでした。
営業、制作、デザイナーチームの見事なチームワークで目標を上回る結果を出せました。まだまだ反省点や改善できる点があるので楽しみではありますが、メディアとしての存在感を増すための大きな一歩ではないかと自負しております。
印刷会社様から聞いた話によると、80ページ、3万部の冊子は全部で、自動販売機20個分の容量をとるらしいとのことで、今からそわそわしております。ただでさえ狭いオフィスがさらに狭くなりそうです。
今回、巻頭インタビューでは、SBIホールディングスの北尾様、NPO法人ISLの野田様、そして、ネクストの井上様に登場いただきまして、それぞれ、社会的意義やリーダーシップなどについて語っていただいており、他では読めないような、大変読み応えのある内容となっています。
おまけにOBOGインタビューも20名近くの方々に出ていただき、こちらも一つひとつがとても読み応えのある、永久保存版だと思います。
前回好評だったブックリストもさらにパワーアップし、渾身の50冊をセレクトしております。
ついついテンションがあがってしまって、少し宣伝ちっくになりましたが(笑)、フリーペーパーなのでもちろん無料配布ですので、是非、お手にとって、学生の皆さんは友達や後輩にも渡してあげてください。
ちょっとだけかもしれませんが、本当に日本を良い方向に変えることができるメディアだと思っています。
2009年06月02日
クリエイティブな営業
クリエイティブな営業というのが最近、ふと思ったテーマです。
何もクリエイティブな制作物を売る営業のことではなく、営業活動自体がクリエイティブであるということです。マーケティングにも近いのかもしれませんが、私たちのような小さな会社では、マーケティングもセールスもほぼ一緒です。つまり、誰に何を提案するかを一人一人が主導で考えることが多いわけです。そうすると、顧客候補の選定から、提案シナリオまで、ある種、「気づけるかどうか」が大事になってきたりします。
おそらく、いわゆる競合他社が提案に行っていないようなお客様に、誰ももってこないような提案で、お客様から感謝される提案ができるかどうか。といった点でクリエイティビティが試されるのだと思います。
最近は、採用マーケット以外にも、最近はお客様が増えているため、ますます上記のようなクリエイティブな営業が重要になってきたなと思っています。
日々、ゼロベースで自分たちのリソースと強みを見直して、世の中の動きとオポチュニティに目を光らせることが大切ですね。そして、出会った人たちの困っていることや関心ごとは何かを率直に聞いてみることなども、そうした気づきにつながるんだと思います。
何もクリエイティブな制作物を売る営業のことではなく、営業活動自体がクリエイティブであるということです。マーケティングにも近いのかもしれませんが、私たちのような小さな会社では、マーケティングもセールスもほぼ一緒です。つまり、誰に何を提案するかを一人一人が主導で考えることが多いわけです。そうすると、顧客候補の選定から、提案シナリオまで、ある種、「気づけるかどうか」が大事になってきたりします。
おそらく、いわゆる競合他社が提案に行っていないようなお客様に、誰ももってこないような提案で、お客様から感謝される提案ができるかどうか。といった点でクリエイティビティが試されるのだと思います。
最近は、採用マーケット以外にも、最近はお客様が増えているため、ますます上記のようなクリエイティブな営業が重要になってきたなと思っています。
日々、ゼロベースで自分たちのリソースと強みを見直して、世の中の動きとオポチュニティに目を光らせることが大切ですね。そして、出会った人たちの困っていることや関心ごとは何かを率直に聞いてみることなども、そうした気づきにつながるんだと思います。
2009年05月19日
メンバー増員しました
お客様企業の経営者の皆さんとの会話はとてもわくわくします。日々、先輩経営者からお知恵をもらっているようなもので、自分たちの経営やビジネスにも良い影響があると思っています。少なくとも私は、明らかにこの仕事を通して、経営者としての考えや価値観が磨かれた気がしています。
そもそも、ビジョンやミッションがしっかりとした企業経営者が描く未来のワクワク感を共有できるこの仕事は改めてぜいたくな仕事だなと思います。
一方で、志をもって事業に取り組む事業家の皆さんに相手してもらうために自分たちも、自らの知見と経験値を高めて、事業家マインドを持ち続ける必要があります。なかなか中途半端な気持ちで取り組むことはできません。
最近、学生アルバイトの採用が増えた時期でもありまして、そんなことを考えておりました。
先週、今週でメンバーが増えまして、オフィスのレイアウトチェンジを昨日もまた行いました。ちなみに、15人の島と9人の島と2つの大きな島を作りました。私もその島の端っこ(お誕生席ではない)に座っています。役員も普通に島の中に適当に座るフラットなスタイルです。コミュニケーションしやすくなった気がします。
そもそも、ビジョンやミッションがしっかりとした企業経営者が描く未来のワクワク感を共有できるこの仕事は改めてぜいたくな仕事だなと思います。
一方で、志をもって事業に取り組む事業家の皆さんに相手してもらうために自分たちも、自らの知見と経験値を高めて、事業家マインドを持ち続ける必要があります。なかなか中途半端な気持ちで取り組むことはできません。
最近、学生アルバイトの採用が増えた時期でもありまして、そんなことを考えておりました。
先週、今週でメンバーが増えまして、オフィスのレイアウトチェンジを昨日もまた行いました。ちなみに、15人の島と9人の島と2つの大きな島を作りました。私もその島の端っこ(お誕生席ではない)に座っています。役員も普通に島の中に適当に座るフラットなスタイルです。コミュニケーションしやすくなった気がします。
2009年04月04日
ベンチャー企業が牽引する経済成長のために必要なこと
スローガンの事業ミッションとしては、
個人の教育機会やキャリアディベロップメントに関する不合理性を解消し、なんらかのイノベーションを起こすことを考えるといった面と同時に、
ベンチャー企業が牽引する経済の成長を目指すことをアジェンダにしています。
ベンチャー企業が牽引する経済成長を目指すにあたっては、下記の論点が重要だと思っています。
・いかにしてベンチャー企業に優秀な層がもっと挑戦する流れを創るか?
・いかにして受け入れ先となる「いいベンチャー」を創出するか?
・いかにして「いいベンチャー」が偉大なベンチャーへ成長できるか?
これは不動産に例えると、地盤沈下したり、老朽化したり、気候変動があったりして、将来的に落ちぶれる可能性があるエスタブリッシュメントな都市に相変わらず、ブランドや安定性を求めて、都市に住みたがる市民が多い中で、ニュータウンを創ることに似ていると感じます。
ニュータウンのたとえでいうと、
一つ目は、住人を集めること。(賃貸仲介)
二つ目は、家やマンションを建てること。(住宅会社、ディベロッパー)
三つ目は、街自体を大きくしたり、社会基盤を創ること。(商業・インフラ・市政etc)
といった感じでしょうか。
スローガンは、1つ目の住人集めにあたる、ベンチャー側への採用支援や個人側へのキャリア支援サービスを提供している段階です。
2つ目のディベロッパーにあたる仕事として、起業家輩出の支援やスタートアップのインキュベーション関連の仕事も考えています。これは次のステップですが、すでに試験的な試み、草の根的な活動は私たちの中でもスタートしています。
3つ目の街自体を大きくする方法としては、ベンチャー企業と大企業の連携推進を考えています。大企業からのベンチャー企業への出向を「ベンチャー留学」として支援する仕組みやベンチャー企業から大企業に出向する交換留学的なプラットフォームの構築を目指します。こうすることで、ベンチャーと大企業の人事交流が促進されて、事業提携や資本提携も進み、ベンチャー企業が零細規模からメジャー規模へと進化し、Good to Great(良い会社から偉大な会社へ)を促進するインフラになると考えています。
まだまだ、私たちの現状規模を考えるとできることは限られますが、壮大なビジョンと志とを持ち続けて、志をともにできる仲間やパートナー企業の皆さんと一緒に実現していきたいと思います。
個人の教育機会やキャリアディベロップメントに関する不合理性を解消し、なんらかのイノベーションを起こすことを考えるといった面と同時に、
ベンチャー企業が牽引する経済の成長を目指すことをアジェンダにしています。
ベンチャー企業が牽引する経済成長を目指すにあたっては、下記の論点が重要だと思っています。
・いかにしてベンチャー企業に優秀な層がもっと挑戦する流れを創るか?
・いかにして受け入れ先となる「いいベンチャー」を創出するか?
・いかにして「いいベンチャー」が偉大なベンチャーへ成長できるか?
これは不動産に例えると、地盤沈下したり、老朽化したり、気候変動があったりして、将来的に落ちぶれる可能性があるエスタブリッシュメントな都市に相変わらず、ブランドや安定性を求めて、都市に住みたがる市民が多い中で、ニュータウンを創ることに似ていると感じます。
ニュータウンのたとえでいうと、
一つ目は、住人を集めること。(賃貸仲介)
二つ目は、家やマンションを建てること。(住宅会社、ディベロッパー)
三つ目は、街自体を大きくしたり、社会基盤を創ること。(商業・インフラ・市政etc)
といった感じでしょうか。
スローガンは、1つ目の住人集めにあたる、ベンチャー側への採用支援や個人側へのキャリア支援サービスを提供している段階です。
2つ目のディベロッパーにあたる仕事として、起業家輩出の支援やスタートアップのインキュベーション関連の仕事も考えています。これは次のステップですが、すでに試験的な試み、草の根的な活動は私たちの中でもスタートしています。
3つ目の街自体を大きくする方法としては、ベンチャー企業と大企業の連携推進を考えています。大企業からのベンチャー企業への出向を「ベンチャー留学」として支援する仕組みやベンチャー企業から大企業に出向する交換留学的なプラットフォームの構築を目指します。こうすることで、ベンチャーと大企業の人事交流が促進されて、事業提携や資本提携も進み、ベンチャー企業が零細規模からメジャー規模へと進化し、Good to Great(良い会社から偉大な会社へ)を促進するインフラになると考えています。
まだまだ、私たちの現状規模を考えるとできることは限られますが、壮大なビジョンと志とを持ち続けて、志をともにできる仲間やパートナー企業の皆さんと一緒に実現していきたいと思います。
2009年03月31日
2009年03月24日
大学生向けの教育を変える仕事
(最近、ブログをめっきり更新できておらずすみません)
3月は平日夜はセミナーを開催していることが多く、ほぼ毎日のように何かしらのセミナーを開催しています。
私たちが今の事業をやっている想いとしては、日本を良い方向に変える、そのために、教育、特に大学生向けの教育分野を変えていきたいと思い、無料の大学を作ろうという壮大な想いが背景にあります。現在、毎日のように開催しているセミナーはクライアント企業やスポンサーからの支援を受けている前提で、ユーザーである大学生は無料で受講できるようになっています。
ディスカッションの技術やロジカルシンキングなどを学んだり、業界研究やキャリア研究などを目的する講座や、経営者や起業家、各種プロフェッショナルをお招きしての講座もすべて無料で提供しています。
大学の教育を変えなければ、日本の将来はないのではないか、という根底の想いに対して、日々大学生数十名と向き合って、自分たちが伝えるべきと思っているメッセージやコンテンツを届けることができている時点で、既に少しずつではあるものの、社会的な使命を果たしつつあると実感できるような気がします。あくまで気のせいなレベルですが、少しでも実感できるようになったのは、ここ1年間でスローガンが大きく成長したからだと思っています。1年前ではあまり考えられなかったことです。
日本の大学生向けの教育を変えるという一見すると、大それた目標・ビジョンに対して、小さな一歩を歩み始めることは意外なほど、簡単なことなのかもしれません。あとは、信じ続けてあきらめないこと。継続性のあるシステムを構築することへのチャレンジが待っています。
3月は平日夜はセミナーを開催していることが多く、ほぼ毎日のように何かしらのセミナーを開催しています。
私たちが今の事業をやっている想いとしては、日本を良い方向に変える、そのために、教育、特に大学生向けの教育分野を変えていきたいと思い、無料の大学を作ろうという壮大な想いが背景にあります。現在、毎日のように開催しているセミナーはクライアント企業やスポンサーからの支援を受けている前提で、ユーザーである大学生は無料で受講できるようになっています。
ディスカッションの技術やロジカルシンキングなどを学んだり、業界研究やキャリア研究などを目的する講座や、経営者や起業家、各種プロフェッショナルをお招きしての講座もすべて無料で提供しています。
大学の教育を変えなければ、日本の将来はないのではないか、という根底の想いに対して、日々大学生数十名と向き合って、自分たちが伝えるべきと思っているメッセージやコンテンツを届けることができている時点で、既に少しずつではあるものの、社会的な使命を果たしつつあると実感できるような気がします。あくまで気のせいなレベルですが、少しでも実感できるようになったのは、ここ1年間でスローガンが大きく成長したからだと思っています。1年前ではあまり考えられなかったことです。
日本の大学生向けの教育を変えるという一見すると、大それた目標・ビジョンに対して、小さな一歩を歩み始めることは意外なほど、簡単なことなのかもしれません。あとは、信じ続けてあきらめないこと。継続性のあるシステムを構築することへのチャレンジが待っています。
2009年03月23日
社会貢献とは何か
事業としての成長性×社会的な意義
成功する会社に必要な要素としてシンプルだけど、この2つを考えています。この2つはトレードオフではないのだけど、結果的にトレードオフな状態になってしまっている例が多い気がします。
事業としての成功度のみをもって、社会的な意義を主張するのは、間違いだと思っています。税金をおさめて雇用を生むことが社会貢献というのはもちろんですが、それだけですか?という話。
これだけ売上・利益が出ているのだから、世の中から求められている証拠だ、世の中に貢献している証拠だ、というのは間違っていると思います。もし、そのロジックが正しいのであれば、タバコ産業や麻薬などのドラッグ産業やピンク産業も売上が大きいので、社会的に意義があります、と言っても良いことになってしまいます。
本来であれば、社会的意義が高いものほど、共感を呼び、支持されて拡大発展していくべきものなのに。社会的意義が高そうな事業ほど、事業としてはうまくいっていない、あるいは、大きくなれない。
なぜでしょうか。
社会的な意義と主張するものがまだ弱い、あるいはピント外れなのでしょうか。ひとりよがり?その可能性もなくはないですね。
引き続き、考えたいと思います。
成功する会社に必要な要素としてシンプルだけど、この2つを考えています。この2つはトレードオフではないのだけど、結果的にトレードオフな状態になってしまっている例が多い気がします。
事業としての成功度のみをもって、社会的な意義を主張するのは、間違いだと思っています。税金をおさめて雇用を生むことが社会貢献というのはもちろんですが、それだけですか?という話。
これだけ売上・利益が出ているのだから、世の中から求められている証拠だ、世の中に貢献している証拠だ、というのは間違っていると思います。もし、そのロジックが正しいのであれば、タバコ産業や麻薬などのドラッグ産業やピンク産業も売上が大きいので、社会的に意義があります、と言っても良いことになってしまいます。
本来であれば、社会的意義が高いものほど、共感を呼び、支持されて拡大発展していくべきものなのに。社会的意義が高そうな事業ほど、事業としてはうまくいっていない、あるいは、大きくなれない。
なぜでしょうか。
社会的な意義と主張するものがまだ弱い、あるいはピント外れなのでしょうか。ひとりよがり?その可能性もなくはないですね。
引き続き、考えたいと思います。
2009年02月13日
市場を意識する
最近、少し考えていることは、自分が戦っている市場、ビジネスをやっている市場をしっかりと考えることの重要性です。
経営学の勉強やマーケティングのお勉強をしていると、まずはマーケットを理解しとかなんとか当たり前のように出てくる話なのですが、いざ、スタートアップのベンチャーの場合には、起業前のビジネスプラン段階ではいろいろと調べたり、絵を描いたりするのですが、いざ始めてみると、そもそも市場全体を意識する前に、目の前の顧客創造・サービス開発に集中せざるをえなくなり、市場全体でのポジションなど意識する間もありません。そもそも、市場全体に比べて、自分たちが小さすぎて、意識する気さえ起きません。
実際に私もまずは、目の前の期待してくれるクライアントへの貢献を最優先してきました。しかし、最近になって、少しずつ市場というものをしっかりと意識するようになりました。これは、ある程度、自分たちのサービスが顧客に受けているという実感値と、対競合についても明らかな優位性があると確信できる場面が増えたからだと思いますし、顧客数も増えているからです。(ちなみに、人材業界は不況の影響をもろに受けていますが、私たちは、普通の人材会社ではないので、ほとんど影響を受けていません)
市場をどう定義して、その中で自分たちの順位はどのくらいなのか?そして、競合はどこでどれだけ差があるのか?市場のどこで勝てていて、市場のどこで負けているのか?そもそも、未開拓のホワイトスペースはどこか?あるいは他社と一切競合していないブルーオーシャンはどこなのか?といったことをしっかりと考えていく必要があると思っています。
これは戦略の重要部分なので、現時点で具体的に公開はできませんが、おいおい形にして外にも発信できるものにしていきたいと思います。
経営学の勉強やマーケティングのお勉強をしていると、まずはマーケットを理解しとかなんとか当たり前のように出てくる話なのですが、いざ、スタートアップのベンチャーの場合には、起業前のビジネスプラン段階ではいろいろと調べたり、絵を描いたりするのですが、いざ始めてみると、そもそも市場全体を意識する前に、目の前の顧客創造・サービス開発に集中せざるをえなくなり、市場全体でのポジションなど意識する間もありません。そもそも、市場全体に比べて、自分たちが小さすぎて、意識する気さえ起きません。
実際に私もまずは、目の前の期待してくれるクライアントへの貢献を最優先してきました。しかし、最近になって、少しずつ市場というものをしっかりと意識するようになりました。これは、ある程度、自分たちのサービスが顧客に受けているという実感値と、対競合についても明らかな優位性があると確信できる場面が増えたからだと思いますし、顧客数も増えているからです。(ちなみに、人材業界は不況の影響をもろに受けていますが、私たちは、普通の人材会社ではないので、ほとんど影響を受けていません)
市場をどう定義して、その中で自分たちの順位はどのくらいなのか?そして、競合はどこでどれだけ差があるのか?市場のどこで勝てていて、市場のどこで負けているのか?そもそも、未開拓のホワイトスペースはどこか?あるいは他社と一切競合していないブルーオーシャンはどこなのか?といったことをしっかりと考えていく必要があると思っています。
これは戦略の重要部分なので、現時点で具体的に公開はできませんが、おいおい形にして外にも発信できるものにしていきたいと思います。
2009年02月04日
意思決定
限られた資源で何をどうやるか?
起業したてのころに比べるとだいぶ変数が増加した気がします。
まだまだ序の口で経営と呼ぶには浅すぎるのでしょうが、意思決定を求められる場面が増えたように思います。
よく言われることですが、
やらないことを決めるというのは、個人としても会社としても勇気のいることですが、重要なことですね。
マネックス松本さんによると、重要な意思決定は夜にしない、おてんと様の下でするのが鉄則だそうです。以前、お話をお伺いしたの思い出しました。
夜型の私としては、どうしても夜中に考えて意思決定をしちゃいがちですので気をつけたいと思います。
朝型に切り替えるためのコツや技術があれば誰か教えていただけるとうれしいです。
起業したてのころに比べるとだいぶ変数が増加した気がします。
まだまだ序の口で経営と呼ぶには浅すぎるのでしょうが、意思決定を求められる場面が増えたように思います。
よく言われることですが、
やらないことを決めるというのは、個人としても会社としても勇気のいることですが、重要なことですね。
マネックス松本さんによると、重要な意思決定は夜にしない、おてんと様の下でするのが鉄則だそうです。以前、お話をお伺いしたの思い出しました。
夜型の私としては、どうしても夜中に考えて意思決定をしちゃいがちですので気をつけたいと思います。
朝型に切り替えるためのコツや技術があれば誰か教えていただけるとうれしいです。
2009年02月01日
ブレークスルーパートナーズの赤羽雄二氏セミナー開催しました
ブレークスルーパートナーズの赤羽雄二さんにお願いをして、学生向けにベンチャー経営の要諦と起業家の条件と題して講演を行いました。
ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二氏によるベンチャー経営の要諦と起業家の条件
元マッキンゼーのパートナーであり現在は日本発世界的なベンチャー企業の創出に向けてベンチャーに本気でコミットして支援されています。通常、マッキンゼー出身者の講演というと、コンサル時代のお話が多くなるケースが多い(その方が聴衆の受けもよい)のですが、今回は、ベンチャー経営の要諦と起業家の条件というお題に即して完全にテーマに合致した本気モードの全力投球をしていただきました。
おかげさまで、大変密度の濃いセミナーになりました。参加者40名のセミナーで満員御礼、熱気に満ちて、3時間の中で質問が100個以上挙がり、テンポよくシンプルかつ鋭く質疑応答される姿は大変刺激に満ちていました。
私もいち受講生として聞き入ってしまいましたし、当社経営陣も真剣に聞き入ってしまい、聞いているだけでへとへとになるセミナーでした。こんなセミナーはなかなか経験ないです。実際、この内容は学生にとっては難しすぎる(頭ではわかった気になるのは簡単だが、奥の深さは到底理解できないはず)内容で、おそらく創業3年以内の起業家・ベンチャー経営者にどんぴしゃはまる内容ではなかったかと思います。
とは言え、参加いただいた学生の中でも、相当刺激になったようです。スローガンとは一昨年来の付き合いのある早稲田の木下さんのブログはよく書かれていますので興味のある方はご覧ください。
木下慶彦さんブログエントリー ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二氏による『ベンチャー経営の要諦と起業家の条件』
facebookのことも書かれていますが、私も一応、facebookユーザです。しかし、ほとんどアクティブに使用しておりませんでした。世界で起きていることへの感度を高めるためにも、facebookで世界とのつながりをもっと意識せねばと思いました。
知人の方、お気軽に友達申請ください。
facebook Yutaka Itoのプロフィールへ
ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二氏によるベンチャー経営の要諦と起業家の条件
元マッキンゼーのパートナーであり現在は日本発世界的なベンチャー企業の創出に向けてベンチャーに本気でコミットして支援されています。通常、マッキンゼー出身者の講演というと、コンサル時代のお話が多くなるケースが多い(その方が聴衆の受けもよい)のですが、今回は、ベンチャー経営の要諦と起業家の条件というお題に即して完全にテーマに合致した本気モードの全力投球をしていただきました。
おかげさまで、大変密度の濃いセミナーになりました。参加者40名のセミナーで満員御礼、熱気に満ちて、3時間の中で質問が100個以上挙がり、テンポよくシンプルかつ鋭く質疑応答される姿は大変刺激に満ちていました。
私もいち受講生として聞き入ってしまいましたし、当社経営陣も真剣に聞き入ってしまい、聞いているだけでへとへとになるセミナーでした。こんなセミナーはなかなか経験ないです。実際、この内容は学生にとっては難しすぎる(頭ではわかった気になるのは簡単だが、奥の深さは到底理解できないはず)内容で、おそらく創業3年以内の起業家・ベンチャー経営者にどんぴしゃはまる内容ではなかったかと思います。
とは言え、参加いただいた学生の中でも、相当刺激になったようです。スローガンとは一昨年来の付き合いのある早稲田の木下さんのブログはよく書かれていますので興味のある方はご覧ください。
木下慶彦さんブログエントリー ブレークスルーパートナーズ赤羽雄二氏による『ベンチャー経営の要諦と起業家の条件』
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2009年01月27日
身内に自信もって売れるもの
先日、社内のメンバー同士で、「うちのサービスってめちゃくちゃお客様にとってお得だよね」「そうだよね。自分がベンチャーの経営者や採用担当だったら絶対使う」「親がベンチャー経営者だったら、親にも勧めちゃう」という話をしているのを聞きました。
家族や身内にも自信もって売れるサービスが作れているという実感が持てるのとてもありがたいことです。これも、開発チーム、企画/サポートチーム、営業チームの全員が力をあわせて良いサービスを提供しよう、お客様に尽くそうと頑張ってきたからに違いありません。
ただ、いまだに、訪問できていないお客様がたくさんいたり、訪問できても、まだまだ説明がへたくそだったり、アピール下手だったりするため、お客様に使っていただけていない会社様もたくさんあるので、せっかくの皆の努力を形にしていき、社会に価値として還元していく努力をなお一層していかないといけないなと思います。
少しうれしいお話だったので、やや手間ミソな日記ですが、書かせていただきました。
家族や身内にも自信もって売れるサービスが作れているという実感が持てるのとてもありがたいことです。これも、開発チーム、企画/サポートチーム、営業チームの全員が力をあわせて良いサービスを提供しよう、お客様に尽くそうと頑張ってきたからに違いありません。
ただ、いまだに、訪問できていないお客様がたくさんいたり、訪問できても、まだまだ説明がへたくそだったり、アピール下手だったりするため、お客様に使っていただけていない会社様もたくさんあるので、せっかくの皆の努力を形にしていき、社会に価値として還元していく努力をなお一層していかないといけないなと思います。
少しうれしいお話だったので、やや手間ミソな日記ですが、書かせていただきました。
2009年01月13日
マッキンゼーの元パートナーが語る起業家の条件
(久しぶりに当社のセミナーのブログでの告知です)
起業家志望やベンチャー経営にチャレンジしたい大学生・大学院生、第二新卒の方々、必見です。
マッキンゼーの元パートナーで、その後、ベンチャー創業支援を手がけて、日本発の世界的ベンチャーを創ることに尽力されてらっしゃる赤羽氏にスローガンに来ていただき、少人数制で語っていただきます。当日は、質疑応答などもたっぷりと、濃密な時間にしたいと思います。
ここから、本当に将来を担う若手起業家・経営者の候補者と出会いたいと本気で思っています。当日、お会いしましょう。
________________________________________________________________________
マッキンゼーの元パートナーでベンチャー創業支援を手がける
ブレークスルーパートナーズ・赤羽雄二氏が語る
ベンチャー経営の要諦と起業家の条件について
2009年1月30日(金) 18:00-21:00 (東京・神田) 定員:25名
https://www.goodfind.jp/student/event/seminar-pool/entre-seminar.html
■対象者:起業家/ベンチャー経営者を目指す意志のある方
・日本経済の地盤沈下を防ぐために、本気でチャレンジする覚悟のある方
・ベンチャー創業を実際に計画・準備・構想されている方
・将来ベンチャーの創業を目標としている方
・学生起業家/個人事業主として既に何かしらの事業経験のある方
・ベンチャーでの長期インターン等を通して、起業家を目指す決意をされた方
こんな方はお断りします。
・既得権益のある重厚長大の安定大企業に入りたいとお考えの方
・コンサルティングファームに入りたいだけの方
・ベンチャーについてお勉強だけしたい方(本気で創業を考えていない方)
■セミナー内容: ベンチャー経営の要諦と起業家の条件について
・ベンチャー立ち上げに必要な要素とは?
・ベンチャー創業者の必要要件とは?
- 大企業出身者が創業に向かない理由
・事業計画に多く見られる問題点
・資金調達、ファイナンスの考え方
・ベンチャー企業の失敗事例と失敗の理由
・今注目すべき事業機会と世界的な大チャンス
■講師:赤羽 雄二氏 ブレークスルーパートナーズ株式会社
東京大学工学部を1978年3月に卒業後、小松製作所で建 設現場用の超大型
ダンプトラックの設計・開発に携わる。企業派遣で1983年から1985年までスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士 上級課程(MS、Degree of Engineer)を修了。
1986 年、世界的コンサルティング会社マッキンゼーに入社し、経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。1990年から韓国企業、特に財閥の経営指導に携わるとともに、マッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となった。インドネシア・中国など、アジア各国の企業へのアドバイスも多数。
2000年、シリコンバレーのベンチャーキャピタル、テックファームに入社。次いで2002年1月、2人のパートナーと独立し、創業前、創業当初からの非常にきめ細かな支援を特徴とするブレークスルーパートナーズ 株式会社を共同創業。
日米での投資経験豊かな森広弘司とともに、実体変革とスキル構築を主とする豊富なコンサルティング経験と、シリコンバレーのトップクラスのベンチャーキャピタルでの実績・ノウハウを合わせ、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命として多方面で活躍中。
経済産 業省「産業競争力と知的財産を考える研究会」委員、総務省「IT
ベンチャー研究会」委員、総務省「ICTベンチャーの人材確保の在り方に関する研究会」委員、総務省「ICTベンチャー事業計画作成支援コース」企画および講師、北陸先端科学技術大学院大学ベンチャービジネス実践論講師等を歴任。
■開催概要とお申込み手順
【日時】2009年1月30日(金)18:00〜21:00(15分前より受付開始)
【定員】25名(選抜制少人数講座)
【受講費用】無料
【持ち物・服装】筆記用具のみ/服装自由
【主催・お問い合わせ】GOOD FINDセミナー事務局 TEL : 03-6682-7505
【場所】スローガン株式会社(東京都千代田区内神田2-6-11 若松ビル4F)
【お申込み方法】
下記URLより、参加登録をしてください。
https://www.goodfind.jp/student/event/seminar-pool/entre-seminar.html
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起業家志望やベンチャー経営にチャレンジしたい大学生・大学院生、第二新卒の方々、必見です。
マッキンゼーの元パートナーで、その後、ベンチャー創業支援を手がけて、日本発の世界的ベンチャーを創ることに尽力されてらっしゃる赤羽氏にスローガンに来ていただき、少人数制で語っていただきます。当日は、質疑応答などもたっぷりと、濃密な時間にしたいと思います。
ここから、本当に将来を担う若手起業家・経営者の候補者と出会いたいと本気で思っています。当日、お会いしましょう。
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マッキンゼーの元パートナーでベンチャー創業支援を手がける
ブレークスルーパートナーズ・赤羽雄二氏が語る
ベンチャー経営の要諦と起業家の条件について
2009年1月30日(金) 18:00-21:00 (東京・神田) 定員:25名
https://www.goodfind.jp/student/event/seminar-pool/entre-seminar.html
■対象者:起業家/ベンチャー経営者を目指す意志のある方
・日本経済の地盤沈下を防ぐために、本気でチャレンジする覚悟のある方
・ベンチャー創業を実際に計画・準備・構想されている方
・将来ベンチャーの創業を目標としている方
・学生起業家/個人事業主として既に何かしらの事業経験のある方
・ベンチャーでの長期インターン等を通して、起業家を目指す決意をされた方
こんな方はお断りします。
・既得権益のある重厚長大の安定大企業に入りたいとお考えの方
・コンサルティングファームに入りたいだけの方
・ベンチャーについてお勉強だけしたい方(本気で創業を考えていない方)
■セミナー内容: ベンチャー経営の要諦と起業家の条件について
・ベンチャー立ち上げに必要な要素とは?
・ベンチャー創業者の必要要件とは?
- 大企業出身者が創業に向かない理由
・事業計画に多く見られる問題点
・資金調達、ファイナンスの考え方
・ベンチャー企業の失敗事例と失敗の理由
・今注目すべき事業機会と世界的な大チャンス
■講師:赤羽 雄二氏 ブレークスルーパートナーズ株式会社
東京大学工学部を1978年3月に卒業後、小松製作所で建 設現場用の超大型
ダンプトラックの設計・開発に携わる。企業派遣で1983年から1985年までスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士 上級課程(MS、Degree of Engineer)を修了。
1986 年、世界的コンサルティング会社マッキンゼーに入社し、経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。1990年から韓国企業、特に財閥の経営指導に携わるとともに、マッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となった。インドネシア・中国など、アジア各国の企業へのアドバイスも多数。
2000年、シリコンバレーのベンチャーキャピタル、テックファームに入社。次いで2002年1月、2人のパートナーと独立し、創業前、創業当初からの非常にきめ細かな支援を特徴とするブレークスルーパートナーズ 株式会社を共同創業。
日米での投資経験豊かな森広弘司とともに、実体変革とスキル構築を主とする豊富なコンサルティング経験と、シリコンバレーのトップクラスのベンチャーキャピタルでの実績・ノウハウを合わせ、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命として多方面で活躍中。
経済産 業省「産業競争力と知的財産を考える研究会」委員、総務省「IT
ベンチャー研究会」委員、総務省「ICTベンチャーの人材確保の在り方に関する研究会」委員、総務省「ICTベンチャー事業計画作成支援コース」企画および講師、北陸先端科学技術大学院大学ベンチャービジネス実践論講師等を歴任。
■開催概要とお申込み手順
【日時】2009年1月30日(金)18:00〜21:00(15分前より受付開始)
【定員】25名(選抜制少人数講座)
【受講費用】無料
【持ち物・服装】筆記用具のみ/服装自由
【主催・お問い合わせ】GOOD FINDセミナー事務局 TEL : 03-6682-7505
【場所】スローガン株式会社(東京都千代田区内神田2-6-11 若松ビル4F)
【お申込み方法】
下記URLより、参加登録をしてください。
https://www.goodfind.jp/student/event/seminar-pool/entre-seminar.html
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2008年12月08日
就職したい会社ランキングの欺瞞さについて
先月、2010年卒の就職したい会社ランキングが、東洋経済から発表されていました。個人的にはまったく興味がないがないのですが、仕事柄、まったく見ないわけにもいかないので、チェックしてみました。
(以下、引用)
1.フジテレビ
2.博報堂
3.電通
4.資生堂
5.ANA
6.テレビ朝日
7.JTB
8.三菱東京UFJ
9.集英社
10.日本テレビ
11.講談社
12.三井住友銀行
13.伊藤忠商事
14.JAL
15.バンダイ
16.サントリー
17.三菱商事
18.みずほフィナンシャルグループ
19.東京放送
20.ソニー
(引用おわり)
それほど、例年と変わり映えがしませんが、驚いたことに、1位-3位までが、放送電波利権の会社に独占されていることです。6位と10位にもそれ系統が入っています。放送電波利権ってこれからも安泰なのでしょうか?それとも、沈み行く船をおれが救うんだ!という勇敢な人が多いのでしょうか?他にも、構造不況とも言われる出版が2社入るなども改めて驚きです。
学生は過去の偉大な会社を投票しようとしているでしょうか?どんな質問を投げるとこんなリストができるのか?あるいは、学生がとりあえず、知っている会社を選びました、的なリストということで、片付けて良いのでしょうか?であれば、こんなリストはまったくもって不要だと思うのですが。
知性のある人は、まともに見ていない(間違っても真に受けない)と思うので、目くじら立てることではないと思います。ただ、日本の教育環境だとまともに知性が育っているかどうかも疑問なのです。
上記20社のうち、あくまで私見での「これからの就職先として良い会社」(私見ですよ。批判ではなく)は、甘く見て(多めに言って)5社しかありません。
江戸時代の末期に、徳川御三家の藩に就職したいと思っている人たちも多かったのでしょうし。後知恵で、幕末を語ることはできても、当時の空気は、260年続いた幕府が潰れるはずがない、と思っている人が大半だったのでしょう。薩長の脱藩浪人たち以外は。
(以下、引用)
1.フジテレビ
2.博報堂
3.電通
4.資生堂
5.ANA
6.テレビ朝日
7.JTB
8.三菱東京UFJ
9.集英社
10.日本テレビ
11.講談社
12.三井住友銀行
13.伊藤忠商事
14.JAL
15.バンダイ
16.サントリー
17.三菱商事
18.みずほフィナンシャルグループ
19.東京放送
20.ソニー
(引用おわり)
それほど、例年と変わり映えがしませんが、驚いたことに、1位-3位までが、放送電波利権の会社に独占されていることです。6位と10位にもそれ系統が入っています。放送電波利権ってこれからも安泰なのでしょうか?それとも、沈み行く船をおれが救うんだ!という勇敢な人が多いのでしょうか?他にも、構造不況とも言われる出版が2社入るなども改めて驚きです。
学生は過去の偉大な会社を投票しようとしているでしょうか?どんな質問を投げるとこんなリストができるのか?あるいは、学生がとりあえず、知っている会社を選びました、的なリストということで、片付けて良いのでしょうか?であれば、こんなリストはまったくもって不要だと思うのですが。
知性のある人は、まともに見ていない(間違っても真に受けない)と思うので、目くじら立てることではないと思います。ただ、日本の教育環境だとまともに知性が育っているかどうかも疑問なのです。
上記20社のうち、あくまで私見での「これからの就職先として良い会社」(私見ですよ。批判ではなく)は、甘く見て(多めに言って)5社しかありません。
江戸時代の末期に、徳川御三家の藩に就職したいと思っている人たちも多かったのでしょうし。後知恵で、幕末を語ることはできても、当時の空気は、260年続いた幕府が潰れるはずがない、と思っている人が大半だったのでしょう。薩長の脱藩浪人たち以外は。