週末起業

2006年06月11日

バーチャル経営チーム

私は今のスローガンという会社を立ち上げる前に、1社ベンチャーの立ち上げに関わっていました。宅配クリーニングの会社で、先月に日経1面デビュー、アンド念願のワールドビジネスサテライトにも出演したブラッターマッセンという会社です。
私の中で漠然と思っていた起業願望を具体的に刺激してくれたのが、そこでのベンチャー起業疑似体験だったのでした。今日はその話について改めて語ってみたいと思います。

バーチャル経営チーム発足≫

立ち上げ時点では、フルタイムで専念する人間は社長1人のみ。他のメンバーはみんな他の企業で働きながら手伝っていました。毎週末、日曜の午前中に2-3時間打ち合わせをしていました。そんな言わばバーチャルマネジメントチームというか、ウィークエンドマネジメントチームがうまく機能して、会社はどんどん成長していきました。私も含めて、その過程で参加していたメンバーにとっては、大企業で働きながら、週末はベンチャーの起業体験を共有できて、経営の疑似体験もできてしまうというとてもおいしい機会だったのです。スタートアップのベンチャーにとって報酬を支払う余裕など当然なく、もちろん私たちもお金が目的ではありませんでした。その経験の価値(自己成長という価値)からすると、むしろ、授業料を払っても良いぐらいだと思っていました。

各人のその後≫

その後、ある程度軌道に乗った時点で(1年弱)、私は自分の起業に専念するためにチームを離れました。他のメンバーの中には、そのまま役員としてジョインしたメンバーもいますし、そのまま企業勤めをしながら、引き続き週末支援をしているメンバーもいます。

どんな道をその後、歩むとしても、そこでの経験は、どんなビジネスにも共通するゼロからの立ち上げの原体験として活きてくるものだと思っています。


どうやってメンバーを集めるか?≫

そんなベンチャー起業体験をシェアできる仕組みっていうのはとても面白いなと思います。でも、実際にはなかなかそういったメンバーを集めるのが難しいのも現実です。ちなみに、どうやってメンバーを集めたのかというと、たまたまあるメンバーを通して紹介してもらった面々が集まり、2人が3人に3人が4人に広がり、最終的には6人のメンバーが集まりました。それぞれ、営業、戦略・企画、マーケティング/システム、提携交渉、経理財務、オペレーションといった役割分担が決まり、名刺も作って、経営会議と称してミーティングを繰り返し、すっかり経営者気分でした。
やはり友人、信頼できる人の紹介というコネクションが大事だということになってしまいます。あまりシステム的にマッチングさせるような仕組みは難しいでしょう(お金にならない仲介なのでビジネスになりにくい)。

スローガン・バーチャル経営チーム発足に向けて≫

上記のような話をここ最近、何人かにお話したところ、スローガンでも同じようなし組みをやるなら是非参加したいと言ってくれました。スローガンもようやく、戦略・コンセプト作りの試行錯誤の段階から、少しずつ実行のフェーズに移りつつありますし、その過程でまた新たな発想やアイデアが必要になると思っています。ちょうど良いタイミングかなとも思っています。

ということでメンバー募集します!

メンバー募集!≫
・ベンチャー、起業、新規事業立ち上げに興味のある方
 (ビジネス分野問わず、汎用的なビジネスの本質を学びたい方)
・週1回2時間程度のミーティングに参加できる方
・コンサル的スキル、マーケティングスキル、営業スキル、企画コンテンツ作成スキル、ウェブスキル、経理財務スキルなど、スキルの切り口で貢献したい方
・教育、人材、キャリアなどスローガンの事業領域の経験、知識、関心の強さで貢献したい方

直接、伊藤までメールにてご連絡いただくか、こちらのフォームからご連絡ください。

yutaslogan at 16:47コメント(3)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Profile
伊藤 豊 スローガン株式会社 1977年11月に栃木県宇都宮市に生まれる。1996年私立開成高校卒業後、東京大学理科一類へ。文転し、文学部(行動文化学科心理学)卒業後、2000年に日本IBMに入社。システムエンジニア,関連会社にて新規ビジネス企画・プロダクトマネジャーを経て、本社のマーケティング部門にてプランニングワークに従事すると同時に、ベンチャー企業の設立に携わり、マーケティング、ウェブ系プロモーションを主に担当した後、スローガンを設立。現在に至る。 「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」 スローガンGoodfindFacebookTwitterLinkedIn