2011年01月22日
創業準備またはうっかり起業しちゃった人たち向けまとめエントリー
最近、学生時代から知っている若い社会人の方々から起業の相談や報告を受けることも多くなりました。GOOD FINDはアントレプレナーやベンチャースピリットのあるビジネスリーダーを輩出するプラットフォームでありたいとの想いがあるので、少しずつ将来イメージしている構想の一部が実現しつつあるかなと思っています。
昔に比べて、起業が身近になった、起業しやすくなったという部分はあるかもしれませんが、相変わらず起業周りの知識(起業リテラシーのようなもの)は、少なくて、いろいろと誤解や思いこみ、無知に満ちた世界だと思っています。私自身、起業当時の自分は相当に無知で世間知らずであったと振り返ることができますし、さまざまな点で、勘違いがありました。
ということで、起業を考えている、起業しようとしている、うっかり起業しちゃった(笑)人たちのためのまとめエントリーをつくっておこうと思います。
※私自身は起業家として全く成功していませんが、5年やってなんとか通期黒字にできた経験とこれまで数百人の起業家の方々とお会いしてお話を聞いてきた経験から少しでも参考になる情報まとめになればと思います。
▼ブックマークするとよいサイトたち
ネット系、テクノロジー系を中心になりますが、事業の潮流やトレンドなどをつかむ上でウォッチしておくと良いかもしれないサイトを挙げておきます。
特に、CrunchBaseを使えば、KPCBやSequoiaやAccel Partnersなどトップクラスのベンチャーキャピタルがどこに投資をしているのか?あるいは、Twitterやfacebookやfoursquareなどの初期(エンジェルラウンド)のエンジェル投資家が誰で、その彼らが今はどこの無名のスタートアップに投資しているのかも全部見ることができます。Ron Conwayなど世界的なエンジェル投資家がどこにいくら投資しているのかも見れちゃいます。
海外の競合サービスを調べる際にも、Competitor欄を見れば、類似サービスがどの程度あって、どういうサービスが他にあるかも見ることができます。

CrunchBase

TechCrunch(Japan)

TechWave

Mashable
▼活用すると良い資料たち
ブレークスルーパートナーズの赤羽雄二さんの資料は必読です。ブレークスルーパトナーズのサイトから無償でダウンロードできるのでまだの方は是非。
「総務省 事業計画作成とベンチャー経営の手引き」「ベンチャー失敗事例と成功への方策」「投資家への効果的説明のしかた」など読み応えたっぷりのバイブル資料たちです。
資料ダウンロード一覧のページ
ちなみに、定期的にGOOD FINDでは、赤羽さんに「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件」と題して、質疑応答たっぷりのセミナーを開催しています。学生の皆さんはこちらも是非。
他には、自分が事業を立ち上げようと思っている分野の上場ベンチャー企業のIRサイトで決算説明会資料のPDFをダウンロードして読みまくるのも良いと思います。ネットサービス・モバイルであればDeNAやGREE、サイバーエージェントなどのIRを見たり、新興上場系のもう少しマイナーなところのIR資料も探すと良いと思います。
▼読むとよい本たち

愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
ベンチャーをやる上での心構えをまとめてくれています。素晴らしい本です。起業前から起業後10年間ぐらい重宝しそうな本です。

完全網羅 起業成功マニュアル
邦題タイトルがダサいのですが、原題は、The art of the start。こちらも大事なことがたくさん書いてあります。

バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
最近の本ですが、スケール大きく知識集約型のビジネスをやるワクワク感とスケール感を感じて事業欲を高めるのに良い本です。

起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
起業まわりのリテラシー向上に貢献する本です。お金がネックだと言い訳に起業に躊躇している人は是非読んでほしいです。

入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識
学生起業で企業売却を経験し、大企業を経て再度起業し上場を果たした水永さんの本。事業家が書いたリアル感あるベンチャー向けファイナンス本。
▼相談に行くとよい人たち
よく、創業前後でベンチャーキャピタルの人たちとコンタクトして話をしようとする人たちがいますが、これは無駄に終わることが多いです。大手VCの人たちと会っても無駄なので他の時間に使いましょう。もちろん、個人レベルで素晴らしい人もいる可能性あるので例外はあります。スタートアップ時点で投資をしたりハンズオンでしっかり事業を一緒に創ることができる人たちとお話すると良いと思います。
日本においてスタートアップやどアーリー状態で、支援してくれたり、エンジェル投資してくれる人たちは本当に限られます。私が知る限りは以下の人たちです。
Open Network Lab
インキュベイトファンド
サムライインキュベート
PE&HR
小規模、個人で活動するインキュベータ(ベンチャーの社外役員や顧問などに名前のある人たち)
Exitした起業家などベンチャー経営陣
アーリーステージの起業家
外資コンサルや外資投資銀行などはネームバリューがあるのですが、コンサルも金融も起業家のスタートアップフェーズでは役に立たない経験なので、その辺の人たちやその辺の出身者には相談してもあまり意味がないと思います(実感値)。やはり、自ら事業家として会社を大きくするプロセスを経営幹部として経験したことがある方のお話を聞くと良いと思います。
私の場合は、起業前にPE&HRさんに相談し、それ以来のお付き合いで、お世話になっていますし、創業1年目にExit経験のある事業家と知り合い、パートナーになっていただきました。今でもベンチャー経営の経験値において大変助けてもらっています。また、自分と同世代のクライアント企業の社長からも、いろいろと教えてもらいました。感謝です。
個人のインキュベータやExit後の起業家などは、なかなか出会う機会がないと思いますが、ツイッターなどで自力でコネクションをつくることも可能ですので、参考までに下記ツイッターリストも参照ください。
▼フォローするとよいツイッターアカウント
インキュベータやキャピタリスト関係者などスタートアップを応援してくれそうな人たちを中心にリストにしました(随時、更新していきます)
http://twitter.com/#!/yutaslogan/incubation
▼最後に
弊社(スローガン株式会社)もベンチャーヒューマンキャピタル事業からスタートし、今後はインキュベーションカンパニーになっていくビジョンを掲げています。GOOD FINDの卒業生で起業相談に来ていただいた際には、GOODFINDの卒業生ネットワーク内での創業チームの組成支援や、インターン学生の紹介、事業パートナーとなりそうな会社や起業家の紹介などを無償で支援しています。創業準備中の方はお気軽に、メールください。
昔に比べて、起業が身近になった、起業しやすくなったという部分はあるかもしれませんが、相変わらず起業周りの知識(起業リテラシーのようなもの)は、少なくて、いろいろと誤解や思いこみ、無知に満ちた世界だと思っています。私自身、起業当時の自分は相当に無知で世間知らずであったと振り返ることができますし、さまざまな点で、勘違いがありました。
ということで、起業を考えている、起業しようとしている、うっかり起業しちゃった(笑)人たちのためのまとめエントリーをつくっておこうと思います。
※私自身は起業家として全く成功していませんが、5年やってなんとか通期黒字にできた経験とこれまで数百人の起業家の方々とお会いしてお話を聞いてきた経験から少しでも参考になる情報まとめになればと思います。
▼ブックマークするとよいサイトたち
ネット系、テクノロジー系を中心になりますが、事業の潮流やトレンドなどをつかむ上でウォッチしておくと良いかもしれないサイトを挙げておきます。
特に、CrunchBaseを使えば、KPCBやSequoiaやAccel Partnersなどトップクラスのベンチャーキャピタルがどこに投資をしているのか?あるいは、Twitterやfacebookやfoursquareなどの初期(エンジェルラウンド)のエンジェル投資家が誰で、その彼らが今はどこの無名のスタートアップに投資しているのかも全部見ることができます。Ron Conwayなど世界的なエンジェル投資家がどこにいくら投資しているのかも見れちゃいます。
海外の競合サービスを調べる際にも、Competitor欄を見れば、類似サービスがどの程度あって、どういうサービスが他にあるかも見ることができます。

CrunchBase

TechCrunch(Japan)

TechWave

Mashable
▼活用すると良い資料たち
ブレークスルーパートナーズの赤羽雄二さんの資料は必読です。ブレークスルーパトナーズのサイトから無償でダウンロードできるのでまだの方は是非。
「総務省 事業計画作成とベンチャー経営の手引き」「ベンチャー失敗事例と成功への方策」「投資家への効果的説明のしかた」など読み応えたっぷりのバイブル資料たちです。
資料ダウンロード一覧のページ
ちなみに、定期的にGOOD FINDでは、赤羽さんに「ベンチャー経営の要諦と起業家の条件」と題して、質疑応答たっぷりのセミナーを開催しています。学生の皆さんはこちらも是非。
他には、自分が事業を立ち上げようと思っている分野の上場ベンチャー企業のIRサイトで決算説明会資料のPDFをダウンロードして読みまくるのも良いと思います。ネットサービス・モバイルであればDeNAやGREE、サイバーエージェントなどのIRを見たり、新興上場系のもう少しマイナーなところのIR資料も探すと良いと思います。
▼読むとよい本たち

愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
ベンチャーをやる上での心構えをまとめてくれています。素晴らしい本です。起業前から起業後10年間ぐらい重宝しそうな本です。

完全網羅 起業成功マニュアル
邦題タイトルがダサいのですが、原題は、The art of the start。こちらも大事なことがたくさん書いてあります。

バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
最近の本ですが、スケール大きく知識集約型のビジネスをやるワクワク感とスケール感を感じて事業欲を高めるのに良い本です。

起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと
起業まわりのリテラシー向上に貢献する本です。お金がネックだと言い訳に起業に躊躇している人は是非読んでほしいです。

入門 ベンチャーファイナンス―会社設立・公開・売却の実践知識
学生起業で企業売却を経験し、大企業を経て再度起業し上場を果たした水永さんの本。事業家が書いたリアル感あるベンチャー向けファイナンス本。
▼相談に行くとよい人たち
よく、創業前後でベンチャーキャピタルの人たちとコンタクトして話をしようとする人たちがいますが、これは無駄に終わることが多いです。大手VCの人たちと会っても無駄なので他の時間に使いましょう。もちろん、個人レベルで素晴らしい人もいる可能性あるので例外はあります。スタートアップ時点で投資をしたりハンズオンでしっかり事業を一緒に創ることができる人たちとお話すると良いと思います。
日本においてスタートアップやどアーリー状態で、支援してくれたり、エンジェル投資してくれる人たちは本当に限られます。私が知る限りは以下の人たちです。
Open Network Lab
インキュベイトファンド
サムライインキュベート
PE&HR
小規模、個人で活動するインキュベータ(ベンチャーの社外役員や顧問などに名前のある人たち)
Exitした起業家などベンチャー経営陣
アーリーステージの起業家
外資コンサルや外資投資銀行などはネームバリューがあるのですが、コンサルも金融も起業家のスタートアップフェーズでは役に立たない経験なので、その辺の人たちやその辺の出身者には相談してもあまり意味がないと思います(実感値)。やはり、自ら事業家として会社を大きくするプロセスを経営幹部として経験したことがある方のお話を聞くと良いと思います。
私の場合は、起業前にPE&HRさんに相談し、それ以来のお付き合いで、お世話になっていますし、創業1年目にExit経験のある事業家と知り合い、パートナーになっていただきました。今でもベンチャー経営の経験値において大変助けてもらっています。また、自分と同世代のクライアント企業の社長からも、いろいろと教えてもらいました。感謝です。
個人のインキュベータやExit後の起業家などは、なかなか出会う機会がないと思いますが、ツイッターなどで自力でコネクションをつくることも可能ですので、参考までに下記ツイッターリストも参照ください。
▼フォローするとよいツイッターアカウント
インキュベータやキャピタリスト関係者などスタートアップを応援してくれそうな人たちを中心にリストにしました(随時、更新していきます)
http://twitter.com/#!/yutaslogan/incubation
▼最後に
弊社(スローガン株式会社)もベンチャーヒューマンキャピタル事業からスタートし、今後はインキュベーションカンパニーになっていくビジョンを掲げています。GOOD FINDの卒業生で起業相談に来ていただいた際には、GOODFINDの卒業生ネットワーク内での創業チームの組成支援や、インターン学生の紹介、事業パートナーとなりそうな会社や起業家の紹介などを無償で支援しています。創業準備中の方はお気軽に、メールください。